美しくて苦しい特異な関係

  • ★★★ Excellent!!!

顔を見せるわけでもなく、声を交わすわけでもなく、ただ気送管で言葉を送り合うRと受付さん。
そんな特異な関係の上で、Rの計り知れない苦しみと興味を注がれていく受付さんが一体どんな気持ちで受付の椅子に座っていたのか。
そのひとつひとつが美しく書かれていて、
読みごたえのある、美しいくて苦しい純文学でした。