ボイジャーのきえた宙域で

作者 志村麦

40

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★★★ Excellent!!!

遥か、地球を離れたところで船員が一人死んでいた。
乗組員である自分以外にいるのは、船の人工知能だけ。果たして犯人とは……

ミステリーとSFって相性いいけれど、うまく見せるのは大変。それを華麗にやってのけている作品です。

ラストはもう、唸るしかない出来映え。

★★★ Excellent!!!

探査船という密室の中で休眠から目覚め、いきなり仲間の死体を発見した船員ゴロウ。外は広大な宇宙、目覚めているのは自分と探査船のAIだけ。ゴロウはAIボヤージュに詰め寄りますが……

短編ならではの怒涛の展開。SFらしい舞台設定。素晴らしいミステリSFを貴方へ。

★★★ Excellent!!!

地球から遠く離れた宇宙船が舞台です。その船内で休眠から目覚めたゴロウは、乗組員の変わり果てた姿を目撃します。
そんな緊迫した場面から始まる本作は、印象的なラストシーンまで怒涛の勢いで進み、読者に退屈する暇を与えません。また、スピーディな展開の中にも伏線が忍ばされている点に、如才なさを感じました。
まるで宇宙SF映画のクライマックスシーンを切り取ったかのような作品です。充実した読書体験をさせていただきました。

*目覚めた密室内で死体を発見するところ始まる短篇作品という点で、本作と志村さんの過去作である『スーサイド・マーダー』は共通していますね。(私が知らないだけで、まだ他にも同じ共通点を持つような作品があるのかも知れませんが)二つの作品を読み比べてみても、とても面白いと思います。