第219話№8メラモトルダンジョン攻略③
チームリンナがミスリルキングビートルと戦い始めて5時間ようやくミスリルキングビートルは倒れ消滅しドロップ品のミスリル塊が現れる
リンナ達はそれを見て大きなため息を吐く
「はぁ~何時間もかけてやっと倒して10キロほどのミスリルってしょぼ!」
「ほんと苦労にあってない!攻撃中もずっとあいつもっと強い剣撃でないと効かないとかうるさかったからストレスだけ溜まったわ。」
「ほんとそうだよね。打撃当てる度うるさかった。それでやっと倒してたったこれだけ?もっとよこせーー!」
リンナ達は文句を言いながらドロップ品を回収し現れた魔法陣に乗る
リンナ達は次のフロアへと転移する
☆・☆・☆・
リンナ達が5時間かけてボスを倒したころ一番最初にボス部屋に到着してたチームクレアス達は8時間近くボス部屋に現れる魔物を倒し続けていた。
「クレアスこれで何体目よ」
「31体目・・・さすがに疲れた・・」
クレアス達が31体目のリホップしたボスを倒したとき今まで光らなかった魔法陣が起動する
「やっとかぁー」
「やっと移動できるはぁー」
「どうして起動したんだろう・・・」
☆・☆・☆・
ライムチームもリホップするボスを倒し続ける。
「うりゃー!」
ズン
「まだ魔法陣起動しない・・・どうなってやがる!」
「ほんといいかげん起動してほしい。」
ライムも疲れた声で二人に同意する。
「いいかげんにしてほしいのね。でも部屋の扉も開かないから多分何かのタイミングで魔法陣起動すると思うから頑張るのね。」
そして25回目のリホップのボスを倒すと待ち望んでた魔法陣が起動する。
「やっと・・・」
「よっしゃぁー!」
「嬉しい・・やっとだ・・・」
ライム達は嬉しそうに魔法陣に飛び乗る
・☆・☆・☆・
それぞれが新たなフロアに転移し再びボス部屋目指し移動を続ける。
ライム達のチームのフロアボスは・・・
緋色牙ネズミ(ランクA)×5匹
クレアスチームのフロアボスは・・・
ブラックフェルバード(ランクA)×3匹
両チーム共先ほどの戦闘のこともあり、ボス部屋の前で十分休憩して魔力も回復させてから扉を開ける。
ライムチーム
ズン・・
「よし!倒したぞ!・・・・やっぱ魔法陣起動しないか・・・」
「なんだろう何か法則あるのかな?」
「ひょっとしてほかのチームが関係してるのか・・・」
クレアスチーム
ズン・・
「動きよめたら楽勝・・・ってやっぱ魔法陣起動しないか・・・」
「なんでだ?なにかあるのか?」
「うーん念話で連絡でもとれたらなぁ・・・」
リンナチームも順調にフロアを移動しボス部屋にたどり着く。
ミズキがララノアに話しかける
「今度は楽な魔物だといいよね。」
「さっきは苦労したしウザかったからね。」
リンナが合図を送りボス部屋を開ける
「じゃお姉ちゃんたち扉開けるね。」
ギィーー
そこにいたのは・・・
ミスリルキングビートルⅡ(ランクS )
体長1.5m
生命力SS
攻撃力D
防御力SS
素早さA
能力 硬化・体当たり・魔法耐性・物理耐性
ボス部屋の魔物はリンナ達を見て微笑みながら話しかける
「№25ゲートマスターヘルメットⅡだよ。侵入者は女の子3人だけなの?大丈夫?フフフ・・・
まぁ無理と思うから、降参する方法教えてあげるね。3人が正座して頭を下げる。
ヘルメットお姉さま無知な私を許してください。これだけで帰還用の転移魔法陣出してあげるわ。」
リンナ達は再び現れたボスに唖然とする
「「「・・・・・・・・」」」
ヘルメットが黙り込む3人に話しかける
「どうしたのかなぁ?緊張してるのかな?」
3人は再び出てきたボスに文句を言う
「あなたはさっき倒したじゃない!なんでまた出てくるの!」
「そうだぞ!なんで再び出てきたのよ!」
「うざい!チェンジを要求する!」
ボスは3人に反論する。
「皆さんよくステータス確認してくださいね。№25ゲートマスターミスリルキングビートルⅡ名前はヘルメットⅡだよアハ。」
「何がヘルメットⅡだ!同じじゃない!」
「能力も同じだ!チェンジを要求する!」
「リンナあなた嫌い!Ⅱがついただけ!帰って!」
ボスは3人の要求を無視する。
「3人の要求は却下再戦を要求する!」
「再戦を要求すると言ってる時点で同じだと認めてるぞ!」
「そうだそうだ!」
ボスは一言言って襲い掛かる
「却下!ビートルアタック!」
リンナは二人に指示をする。
「お姉ちゃんたちこんな五月蠅いやつさっさと倒すよ!」
「了解!手加減不要全力で行く!」
「五月蠅いゴミボス抹殺!」
再び長い長い戦いが始まった。
☆・☆・☆・
ライム達はフロアボスを倒すもまた魔法陣が起動せず、3人は項垂れる
「またぁ・・・」
「なんで・・・」
「今度は何回目で起動するのかな」
緋色牙ネズミ(ランクA)×5匹
クレアスチームもフロアボスを前回より楽に倒すも・・・
「ブラックフェルバード討伐完了・・・どうだ!」
「またかぁ・・・」
「なんで?また何回も倒さないとダメなの?」
・・・・・・・
結局この後2チームはリンナ達がボスを倒すまでリホップするボスを倒し続けたのだった。
☆・☆・☆・
リンナ達はまた時間をかけボスを倒し魔法陣に乗り転移する。
リンナ達は休みながらフロアを進み再びボス部屋に到着する。
「まさかまたあいついるんじゃ・・・」
「いや今度は粉々に砕いて消滅させたから大丈夫でしょ。」
「リンナも大丈夫と思う。あそこから復元は無理だと思う。」
リンナが合図を送りボス部屋を開ける
「じゃお姉ちゃんたち扉開けるね。」
ギィーー
そこにいたのは・・・
ミスリルキングビートル
「№35ゲートマスターヘルメットⅢだよ。よぉ今度は負けないよ。フフフ・・・」
リンナ達は唖然とする
「「「・・・・・・・・」」」
3人は話しかけてくるボスを無視してお互い頷き
次の瞬間全力で攻撃する。
「このストカーやろー!」
「マジうざいんだよ!」
「ほんと気持ち悪い!砕けろ!」
リンナ達が攻撃に移る直前ボスがリンナ達に話しかける
「ちょっとまったぁーーー!」
ボスの叫びにリンナ達は留まりボスに文句を言う
「何!今さら何言っても無駄!さっさと倒れて!」
「なんだストカー野郎!」
「うざいさっさと言え!」
「ちょっと言っておくことあったから言うね。」
リンナ達はボスを睨み付ける。
『今さら何を言うつもり…』
ボスはニヤリと笑い話し出す。
『貴方達今仲間と別れてるの覚えてるわよね。貴方達は全員このダンジョンに入った時点で一つのパーティーと認識させて貰ったわ。
それで最初のボス部屋でパーティーが別れるようにしたの何故だと思う?』
「……」
「……」
リンナがぼそっと呟く
「このダンジョンのコンセプト」
それを聞いてボスは驚く
『おや!貴方小さいのに凄いわね。そう私のダンジョン貴方達以外の他のパーティーは貴方達が対処してきた魔物より少しランクが低いの。
でもボス部屋の魔物を倒しても転移陣は起動しないわ。何故でしょう』
リンナがあっさり答える
「私達がボスを倒さないから!」
『へぇーあんたほんと凄いわね。そう他のパーティーはこのヘルメットちゃんがマークしたパーティーが私を倒さないと魔方陣が起動しないわ。
だから他のパーティーは仲間を信じてボスを倒し続けるしかないの。忍忍なのよ。
と言う事だから頑張って私を倒してね。
そうそう貴方達が私の事同じだと言うから少しだけ変えてあげるね。
前回倒した時間より早く倒さないとタイムオーバーでボス部屋から強制排出ダンジョン入り口に戻すから。
後どれだけ前回より早く倒したかで防御力も変わるからよろしくね。
じゃ始めようか!』
リンナはその事を聞いてこのダンジョンの難しさに気づく
「みんなこのダンジョンヤバい!気を引き締めないと攻略できない。説明は後でする。とにかく前回よりできるだけギリギリ早い感じで倒す。」
「わかった。」
「了解!」
リンナ達は考えならがボスに攻撃を始め、何とか予定通りボスを倒す。
「リンナこれかなりきついぞ!」
「そうね。パターンわかって早く倒せそうなのにギリギリとは…」
「ごめんなさい。とりあえず魔方陣に乗りましよ。」
・・・・・・・・・・・・
魔方陣の先は先程とにたようなダンジョン風景だった。リンナは作戦を説明しながらボス部屋を目指す。
「№65ゲートマスターヘルメットⅥだよ。よぉ今度は負けないよ。フフフ・・・」
「・・・・・・砕けろ!」
ドカ!
「粉砕!」
ドカ!
「もう出てこないで!」
ドコ!
・・・・・・・・・・・・
攻略チームは数日かけ深層までたどり着きチームは合流しボス攻略に挑む
3チーム共ストレスが溜まり最終ダンジョンボスを瞬殺してしまう
ズン!
ライムがドロップ品を回収し、深層のボス部屋からダンジョンコアの部屋に向かう。
コアの部屋にはタヌキの獣人が立っていた。
「いやぁーお姉さん達凄いね。ほんとみんな信頼し合ってるんだね。」
リンナ達はコアの声を聞いて睨みつけ念話で話す
『リンナこの声あのクソうざいヘルメットだぞ。もうコア破壊でいいだろ』
『そうだよ。こいつは破壊で!』
『うん。相手の態度変わらなければ破壊する』
コアが隷属か強制転移かを尋ねてくる
「お姉さん達攻略者に渡すこれが真実のコンパスやで」
コアはアイテムをライムに渡しコアが尋ねる
「お姉さん達どうする。このダンジョンコアを染めて隷属させるか、強制排出か、強制排出はランダムで峡谷の底に転移やから帰るの大変やで、まぁ一番はあたいを染めて隷属やけどできるん?」
ライムが隷属と言う前にリンナ達がライムにお願いする
「ライムお姉さまここはリンナに任せてほしいの。」
「わかった。」
リンナ達が出てきたことでコアは驚く
「誰かと思ったらお姉ちゃん達どうしたの?またあたいと話したかったの?」
リンナ達はお互い頷き答える
「「「コアの破壊で!」」」
リンナ達の言葉にコアは慌てる
「ち・ちょっと待ってよ!なんで破壊なのよ!そんなことしたらこのダンジョン崩壊するわよ。あなた達も死んじゃうわよ!」
「破壊で!」
ライム達は黙ってみている
コアはリンナ達の目が真剣なのがわかり土下座をする
「ごめんなさい。何回も同じ姿で生意気な口調でほんとごめんなさい。破壊だけは許してください。お願いします。」
コアは何度も頭を下げ懇願する
ライムはリンナの肩をたたく
「リンナに任せる好きにする。」
コアはそれを聞いて項垂れ立ち上がり、リンナの前に魔石を置く
「・・・これは破壊の魔石です。これに一定以上魔力を流せばコアは破壊されます・・・」
コアは魔石を置いてとぼとぼとダンジョンコアの横に戻る
リンナ達は頷きライムを見てニッコリ笑う
「ライムお姉さま隷属お願いします。」
コアは驚きリンナを見つめる
ライムはダンジョンコアに魔力を注ぎ染めていきコアは染まる。
コアはライムに頭を撫でられる
「あなたの名前はスィーティーこれからよろしく。」
スィーティーは涙を流し喜びリンナ達の前に立ち再び頭を下げ謝る。
「リンナさん。ミズキさん。ララノアさんすみませんでした。」
「リンナ達はスイーティーを少し懲らしめただけ、これからはちゃんとしてね。」
スィーティーは頷きリーダーのライムにどうするか尋ねる
ライムはスイーティーにゴルトバトスダンジョンの蜜柑のところに転移をお願いする。
ボクは辺境伯家から8歳で追放されるようです。でもボクは可愛いスライム達と一緒に領地を助けて行くことにします クロミnov25 @n_kuromi
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