次々と殺される臨場感満載のバトルロワイヤル

某ゲームよろしくなデスゲームの舞台を各チーム個性的なメンバーの視点で次々と足早に展開されていき、
まさにゲーム感覚で呆気なく人死が発生していく様が、
ひしひしと迫るスリルとはまた別のホラー味を生み出していて新鮮な読み物でしたね。

途中途中に挟まる実況解説もその倫理観の怖さに拍車をかけていて、
ゲーム感覚の行き過ぎはどいつもこいつもサイコパス化なのか?
なんて読んでいってたらデスゲーム主催目的がまた別ベクトルのホラーで、
更にオチまで違うホラーぶっ込んできてて。

怪談的な肝冷える感じではもちろんないのだけれど、
その個性的なキャラが集まって織り成した狂気のゲームに背筋はひんやりしました。

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