あのときのリテイカー

作者 秋乃晃

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★★★ Excellent!!!

「この主題の、真の意味を追求したいッ!」
そこのチミ。

『あのときのリテイカー 』を、チャンと読んだ後。更に読書感想文も、完璧に読みなさい。全部の章に亘って。

その作業の後、今回の『オシッコ行って来まぁっすっ!』。
ハッキリと理解出来ます。



「スミマセン。今回のお薦め読書感想文の完成度が、チトいまいちかも知れません。
何故ならば、実は僕タン。今もオシッコを我慢しているからですッ!」


早いトコ、厠に行かせて下さいッ!

★★★ Excellent!!!

本作は現代日本を舞台として、特殊能力を持つ組織の一員である主人公が、任務でとある高校に入学することから始まる物語です。

新米隊員である彼女は、実に13年ものキャリアを重ねているはずですが、その自覚がありません。
繰り返される世界の謎を解き明かすために、死者が蘇ったという学校に潜伏するのですが、そこには意外な真実が隠されていたのでした。

作者のパーフェクトシリーズの第二弾にあたりますので、他シリーズとも合わせてお薦めの作品です。

★★★ Excellent!!!

個性が強すぎるキャラクターたちが、能力により通常ならあり得ない事態をハイテンションで転がして物語は展開する!!

と、一見テンションの高さで突き抜けるノリで構成されたごった煮のような作品のように見えて、
大きなサーガの一部であり、
“能力”というものが高度に設定されていて複雑で奥深い物語になっています。

しかしその複雑で奥深い物語はともすると理解するのに難解な部分であるとも言えるのですが、
強烈な個性のキャラクターたちのおかげでぶっ壊すような快感を得ながら楽しく読むことが出来ます。

あのときのリテイカー、そのタイトルの意味を知った先。
続く物語に大きな期待を抱くことになるでしょう。





★★★ Excellent!!!

 13回目の夏。――それが、第一話のタイトルだった。12回繰り返した夏。それでも、求める未来を手に入れることはできず、此度、13回目の夏が始まる。

 繰り返しに、自ら気づくことはなく、狭い世界を繰り返す。そして、気づかないまま、老いていく……。

 自称、23歳のちなっちゃんは、クリスからの命令で、高校生活を送ることになる(!?)

 高校生に混じっても、なんら違和感のない、元気はつらつなちなっちゃん。しかし、思い込みが激しく、主張が激しく、人の好き嫌いも激しい。

 そんな彼女が、不思議な高校生活の果てに手に入れるものとは。

 彼女の選択により、果たして世界はどう転がっていくのか!