なまなましさがじっとり絡みつく。映画のように綺麗に終わらないところがやけに現実的です。ひと夏。夏の魔物が悪さをするのか夏のせいにして本来の姿が浮き彫りになるのか。どのキャラクターもそれぞれにくせ者で、異能と表現されたその子達の性格や、性質もおもしろい。良い子じゃないところもすごく好きです。
作者さまがまだお若いのかな?鬱屈とした少年少女の一夏の物語。端的に申し上げて最高でした。異能が何なのか。キーワードとしての異能を軸に、物語が展開していきます。登場人物は皆、年齢相応に身…続きを読む
高校生の少女たちの、日常だったり恋愛だったりの物語。 すごい。内容をどう説明すればいいやらわからないほど、すっかり圧倒されてしまいました。 説明文の通り壮絶な展開を含む、というのもあるので…続きを読む
思春期の女の子の不安定さが詰め込まれた物語です。どこかふわふわしたところが見え隠れしていて、溢れんばかりに注がれたコップのような雰囲気もあります。でも、彼女の苦悩は身に覚えがあるものな気がします…続きを読む
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