2 もう一人の文章

 僕がコピーした文章は残っているのに原文はインターネットのどこを探しても見つからない。

 探し方が悪いのだろうか。あるいは僕に突如驚異的な想像力が備わり、彼を思わせる文章を認め、そして一連の行動を忘れたのかもしれない。

 可能性はどれも捨てきれないが、インターネットで幸運にも彼の文章を巡り合えたと仮定し、僕もまた彼に届くことを願ってこの文章をインターネットに流そう。


 僕達は幸せだ。僕達は君達家族の幸せを心から願っている。君の夢は叶えられないかもしれないが、僕も彼女も君達を家族と思い、愛している。


 このメッセージが彼に届くことを祈っている。

 最後に1つ。僕の名前は由緒正しきものであってキラキラネームではないよ。

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