概要
「業」と「祈り」が交差する、大人のための魔法ファンタジー。
とある田舎町ノーシアで、仕立て屋の娘として暮らしていたアルデア。
手仕事を愛し、将来は自分の店を持ちたいと夢見る平凡な少女の日常は、ある日現れた怪異によって壊された。
その事件をきっかけに魔法の力に目覚めたアルデアは、国営組織『魔法機関』に保護される。
そして、魔法学校で人々を守る魔法使い『ウィザード』としての教育を受けることになった。
厳しい訓練、危険と隣り合わせの日常。
クラスメイトや周りの大人たちと心を通わせながら、彼女はそれでも前に進む。
その歩みが、静かに、確かに、戻れない場所へと繋がっていくとも知らず――
優しさに救われ、優しさに壊される。
遅効性の毒、Lumina Lineaの世界へようこそ
スピンオフ
『Lumina Linea~木漏れ日の日常譚~』
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!年齢相応の心理描写とPTSD描写、そしてキャラの個性が見事
あんまり見事なので思わず一気読みしてしまいました。
9歳の少女という目線の解像度が非常に高いです。
年齢相応のものの見え方・捉え方、そしてその心理描写が実に巧みに描かれており、世界観の見せ方の技巧の高さも相まって、没入感に浸って作品にのめり込むことができます。
それ故に、PTSDの描写もかなり生々しく、肌に張り付くような感覚すら感じられます。
そして、そこからの立ち直り方もリアリティの面でかなり精巧に描写されているため、トラウマが徐々に癒えていく、カタルシスに似たものがじんわりと効いてきます。
とにかく、メンタル系の病理に対しての知識量と描写精度がエグイくらい高くて、本当にただただ感心する…続きを読む - ★★★ Excellent!!!向き合うことで前に進める
主人公アルデアは平凡だけど暖かい家族や友人に囲まれて平和な日常を送っていました。
明日も幸せが続くと信じていた彼女の日常を壊したのは一つの怪異。
怪異は執拗にアルデアに何かの在処を求めましたが、彼女は何のことか分かりません。
危機的な状況の中、アルデアのとった行動により状況が一変するのです。
幸せから一転、失ったものの大きさにショックを受けたアルデアさんが今後どうなっていくのか。
怪異が探しているものは何か。
彼女に宿った力は一体何か。
まだ話数は少ないですが、謎が沢山散りばめられており読み応えのある王道ファンタジーです。
心の成長を見守るのが好きな方、是非読んでみて下さい。