朝廷まさかの丸投げと日和見幕府

南北朝の事の始まり。
崩御の前に天皇が「次の天皇を誰にするのかは、任せた!」
と、幕府に丸投げしたのが元凶でした。

幕府は当然困惑しますよ。
二人ぐらい「我こそは!」という人物が現れたので、
どちら側にも恨まれたくない幕府が「じゃあ、それぞれの系統が一代ずつ交代で即位をしたら?」との、日和見政策。

途中で「一代ごとに交代だとぅ? 俺はそんなの聞いてねえし」
と、勝手に即位しちゃう奴が、当然出てくる。
で、順番を抜かされた方の朝廷が怒り出す。
戦をする。
疲弊する。
そのうち、どちらからともなく「この辺で和睦しねぇ?」と、持ちかける。
発想が、とてもシンプルです。
やっと無意味な南北朝時代終結と思いきや、
まさかの東西南北朝廷の出現です。

笑いました。
往生際が悪いと言うのか、高貴な方々は庶民の想像の上を行く発想で、
マウントを取りに行くんですね。

朝廷も朝廷なら、幕府も幕府。
次の将軍は恨みっこなしの『くじ引き』で決めるとか。
幕府も朝廷の後継者争いに巻き込まれ、ほとほと嫌になっていたんでしょうね。
だけど、むしろ運だけで将軍になった奴がいたとしたら、
外れを引かされた方は、憎さ倍増だって、わかるでしょうが。

私、ノートに登場人物を書き出して、関係図を作り、
死んじゃった人には×印をつけ、がんばって勉強しましたよ!
私達は歴史から、いろんなことを学びましょうね。
同じ過ちをくり返さないようにです。

くじ引きかジャンケンで、次の王様を決める。
それを、小説のネタにしても大丈夫でしょうか?綾波宗水さまの著作権に、反しますでしょうか?
そのところだけ、お返事を頂けましたら助かります。