その後

 数年後ー。

「おい!ここ間違ってるぞ!早く修正しろ!」

「すいません、今やります。」

 俺は再び職に着いた。まだ不慣れだが働かせてもらえる分だけありがたいと思ってる。

 あのまま無職だと金も尽きるし何よりー

「また笑われるかもしれないしな」


 そんなある日、一通の手紙が届いた。

 差し出し人の名前は見た事がない。が、恐らくは。

 手紙には「おにーさん元気?w野垂れ死んでない?w」だの「わたし高校受かったけどおにーさんは職着いた?w」だの「私の名前覚えてる?」だの腹立つ文書が書かれていた。

 そんな手紙を見て俺は、少し苦笑して呟いた。


「メスガキが。」

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メスガキが… るみや きぐ @kigurumiya

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