第4話 一緒に遊ぼうよ

今日はあの大天狗の元へと行く日だ。

だから私は志津を歩いていた。

するとまた妖怪の世界にやってきた。

まあ今度は地図を貰ったから来れるのだが。


「いらっしゃい」


どうやら大天狗の奥様のようだ。

おっとりとしていて綺麗だ


「こんにちは」


「お姉ちゃんこんにちは」


大天狗の娘が出てきた。

すごい綺麗で可愛い。


「遊ぼっか」


そして私達は鬼ごっこをしたりあやとりをしたりして遊んだ。

娘さんは楽しそうにしていた。


「今日はありがとうな」


「これで良かったの?」


「良かったよ。 楽しそうだからな」


「また来ようかな。 娘ちゃん可愛いし」


桜優みゆも喜ぶさ」


「じゃあまた来るよ。 海を返してくれたらね」


「お望み通り、返してやるさ」


そして海は私の前にでてきた。


「柚姫……!」


「海…!」


私達はお互いに抱き合った。

そして気付いたら元の世界にいた。


「助かってよかった…!」


「助けてくれて、ありがとう…!」


そう言って海は泣いていた。

私はそんな海を抱きしめた。


帰ってきてよかった。








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る