過程ではない。結果が人を、組織を、ひいては国を創るのだ。

 その人が何を行ったか。
 周りにもたらす結果というものは、えてしてその人の考えとは別に「何をもたらしたか」が反映することがしばしば。
 ジーンもその例に漏れず、彼の行いの一つ一つがストーリーの細部にちりばめられ、最終的にはきちんと自身が「回収」していく。
 それはもう、一つの芸術のように。

 文章量もちょうどよく、読むにあたって特殊な知識もいらないので気持ちよく読み進めることができました。
 

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