それでもなお、生きて行かざるを得ないと思いつつ

自然に、流れるように、彼女が自ら去って行くのを見送る、その様子が静かに美しく描かれた作品でした。
止めなきゃだめだ、と口を出す気にもならないほどに、あまりにも滑らかに。

僕らは、たとえ美しくなくても、この現実を生きて行かざるを得ないのだけど。そんなことを思いながら読み終えました。

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