「イビルスター」編

・「イビルスター」編

「King Arthur」の一行を加え、基地を改造した「ノラ」の面々に「ノラ」ビッグスリーの一人である六畳のえるから救難信号が。「カクヨム」フィールドの遺跡群から信号が出ているらしく……? 

 と、同時に遺跡群に大量の『エディター』がいることも確認。そしてどうやら空にある『イビルスター』ギルドの基地がゆっくり落下していることが判明。六畳のえるさんの救出、及び遺跡群の『エディター』討伐、そして落下している基地への対処が必要な状況に。一同は遺跡群への進撃を決定する。

 作家の「場面転換」描写によるワープは「公開ボタン」を押した履歴から敵『エディター』に辿られ居場所がバレるという観点から却下。物書きくんのワープや作家の能力によるワープも「一度に転送できる量に制限がある」ことから却下。そこで「ノラ」のメロウ+の助力と「King Arthur」ギルドの力で魔法の絨毯を大量生産。それに乗って遺跡群へと向かうことに。

「ペン」と「虫眼鏡」の検索で手早くのえるさんを救出した物書きくん。砂漠の使徒の「~ない」で『エディター』たちを同士討ちさせるも、マインドコントロールが効かないタイプの敵も当然いる。

 物書きくんはテキストファイルによって霧を発生させ、『模倣型エディター』がこちらの作家を模倣できないよう工夫する。

 のえるさんの援助、変身したエディの助力、などなど、物書きくん一行は霧の中の遺跡を進んでいく。

 作家を傷つけてしまった過去を背負って苦戦する亜未田久志と幕画ふぃん。無頼チャイと笛吹ヒサコ、時雨、兎蛍、佐倉海斗、諏訪井加奈、朱ねこ、日諸畔などと一緒に戦いながら、周囲にいる『エディター』を殲滅していく一行。

 しかしMACKがエディを裏切り、瀕死状態にしてしまう。MACKは過去に『寄生型エディター』ことエディに大切な人を奪われた過去を持っていた。一行で必死に説得し、MACKの復讐を止めたその時、『イビルスター』の基地から幾筋もの光が照射される。トラッキングビームのようで、光を浴びた対象がどんどん『イビルスター』基地に引き寄せられてしまう。物書きくんと一行も光を浴び、『イビルスター』基地内部に潜入することになる。ビームに吸い寄せられる途中、物書きくんは意識を失う。

 目が覚めるとどうやら基地の中らしく、物書きくんは日諸畔と共に透明の壁によって閉じ込められる牢屋の中にいた。壁の向こうには女性の姿。どうやら女性は物書きくんの持つ「ペン」に興味があるらしく、「お父様に知らせる」と言ってその場を去る。女性は「見張り役を作る」と称して日諸畔にスライムをくっつけ、そのスライムから日諸畔のコピーを作り出す。何とか外部と連絡を取り、助けを呼ぼうとしていた日諸畔だが、そこに飯田太朗が姿を現し……? 


・2021/11/19以下更新

 偽物コピーの日諸畔に苦戦する飯田。どうも様子を見ていると、偽物コピーは「一度に複数の登場人物の能力を行使できる」らしい。本来「カクヨム」作家はAという人物の能力を使っている時はBという人物の能力は使えないのだが、偽物コピーはAとBを能力の切り替えなしに同時に行使してくるのだ。

「主人公の能力と敵役の能力を同時に使ってくる」という敵の攻撃に苦戦する飯田。透明の壁に閉じ込められている日諸と物書きくんは脱出を試みるが上手くいかない。そこで物書きは「King Arthur」の城で手に入れた「ハサミ」の存在を思い出す。一縷の望みをかけ、「ペン」で「カムイ」という、日諸畔の作品に出てくる重要なワードを書き、「ハサミ」で切断してみる。直後、偽物コピーの日諸は「カムイ」を行使できなくなり、途端に攻撃の手段がなくなる。「ハサミ」は「Ctrl + X」、「切り取り」を意味していたのだ。

 しかし日諸畔の作中には「カムイ」以外にも「カムイ」を表す言葉が存在したため、すぐに状況は劣勢になる。むしろオリジナルの日諸畔からも「カムイ」を取り上げたことになるので、飯田以外に唯一の戦闘要員である日諸も打つ手がなくなり……。

 絶望する物書きに日諸が「大丈夫。切り取れたなら戻せる」と助言。「言葉は自由だ」という発想のもと、「カムイ」という言葉を綴り飯田の方に弾き飛ばす物書き。予想通り、言葉は透明の壁を通り抜け、飯田に「カムイ」が備わる。

「行使者の特性が出る」という「カムイ」の特徴で、「館モノや密室がある」という条件から「カムイ」で目に見えない家を作る、という強引な手で偽物コピーの日諸を押さえた飯田は、物書きくんとオリジナルの日諸畔を開放する。

 飯田がH.O.L.M.E.S.で「ここは『イビルスター』の基地であり、基地の深部に行けば落下中であるこの『イビルスター』の基地をどうにかできるかもしれない」と説明。三人はひとまず次の部屋へと進む。

 するとそこに、黒毛の怪物と戦う、紫髪の少女のようなアカウントを発見。拳銃デザートイーグルと先読み能力で怪物と戦うアカウントは、名を綺嬋ちーちゃんといい、「触れている道具を自分の体のように扱える」能力を持つ作家だった。敵対している黒毛の怪物は綺嬋の偽物コピーで、この一帯の機器を自分の体のように扱って多彩な攻撃を仕掛けてきているとのこと。

「周辺機器と一体になっているということは、機器の基盤を壊せばダメージが化物にもフィードバックされるはずだ」という仮説のもと、偽者コピーの綺嬋を攻略。物書き、日諸、飯田の三人は「六畳のえるの派遣してきた助っ人」として綺嬋に連れられ、「イビルスター」副ギルド長、ちありやの元へと案内される。

 しかし不手際から日諸の偽物コピーを作ったあのスライムを出した女に、ちありやの場所を感知させてしまう。ちありやのコレクション、幾多のロボットが格納された格納庫ハンガーに現れた女は、ちありやの偽物コピーを作ると、その場を去っていった。後を追おうとする物書きたちだが、ちありやは「身の安全を第一に考えろ」と警告。直後に、格納庫ハンガー中のロボットが動く気配を見せる。

 コピーちありやは、ちありやの作中に出てくる「周辺のロボットを支配して自爆させることができる」キャラクターの能力で周囲のロボットを支配。爆弾として扱うことで物書き一行を追い詰める。しかし物書きの機転でちありやの作品から、重要なワードである「幽炉ゆうろ」を切り取ると、形勢は逆転。状況はちありや・綺嬋チーム対コピーちありやになる。

 コピーちありや戦は、「ちありや作中のボスキャラの能力」を行使するコピーちありやに優勢かと思われたが、綺嬋とちありやの連携でコピーちありやの目潰しに成功。戦力を奪った後に本体を破壊することで勝利する。この戦いで「ペン」の新しい可能性に気づく物書き。「想像力を使い、自分の中で理屈を通せば構造の分からないものでも実体化できること」「『ペン』は文字通り空中に字を綴るから、敵にもこちらがやろうとしていることがバレること」を悟る。

 ちありやの案内で「イビルスター」基地の第一制御室へ向かおうとする一行だが、道中繋いだ制御室の映像には……。


・2022/06/02以下更新

 制御室を映した映像には作家たちを駆逐する女『エディター』の姿が。制御室を諦め、一度「イビルスター」のギルド員をかくまっているシェルターへ向かう。

 道中、自身の偽物コピーと戦闘中の「ノラ」ビッグスリーの陽澄すずめ、六畳のえる、加藤伊織を救出し、強力な戦力を得た一行は近くで聞こえた爆音から「味方が戦闘している」と判断。救出しに行く。

 果たして亜未田久志と幕画ふぃんとに出会うのだが、二人とも積極的に戦いたがらない。亜未田久志はかつて小川将吾を、幕画ふぃんは「King Arthur」の城で味方を、それぞれ殺してしまった過去があるので「作家を傷つけたくない」と尻込みしていた。それが例え偽物コピーでも作家を彷彿とさせるものとは戦えないらしい。

「二人の言葉で、みんなを守ってください」

 物書きくんはそう二人に喝を入れて戦闘に復帰させる。

 亜未田久志と幕画ふぃんを従えた一行はさらに戦力を強化し、残った制御室を押さえに行く「進撃チーム」と「イビルスター」のギルド員をかくまっているシェルターに行き助っ人を確保する「援軍チーム」に分かれ、それぞれ作戦を決行することにする。

 進撃チームには、ちありや、日諸畔、飯田太朗、加藤伊織、亜未田久志、幕画ふぃんが。

 援軍チームには、綺嬋、陽澄すずめ、六畳のえる、それと物書きくんがそれぞれ配属され、作戦に出る。

 敵を蹴散らしながらシェルターへ向かう援軍チームに、「イビルスター」幹部のスキマ参魚が参戦する。自身の複製コピーを倒したスキマ参魚は作家の行く先々に敵が配置されていることから「スパイがいるのではないか」と提言する。

 再びシェルターへ向かう援軍チーム。道中國時雨(絶久流名に改名)と笛吹ヒサコを救出した一行は敵の『エディター』を捉えスパイについて吐かせようとするが女『エディター』の手配で思うようにいかない。

 そこに「イビルスター」幹部の鳴門悠が現れ手を貸してくれるのだが、またしても彼の偽物が現れ、しかも「どちらが本物か分からないまま」片方が片方を殺してしまう。

 そのまま物書き一行と同じく「イビルスター」基地に吸い込まれていた「ノラ」の朱ねこを救出し、さらに先に進もうとするのだが、朱ねこの証言を聞くにどうも「進撃チームの行く先がバレている」らしい。

 一度ちありやに相談しようと、陽澄すずめが連絡を取ろうとした途端、回線が乗っ取られ、戯言遣いの偽物という作家が姿を現す。彼が言うには「基地のエネルギーコアを見張っていたところ敵が来た。コアの場所はギルド長を除きちありやしか知らず、ギルド長亡き今正確な場所を把握しているのはちありやだけ。そこに敵を送り込んできたのだからちありやがスパイだ」とのこと。

 戯言遣いの偽物が複製コピーを取られると、再び一行は戦闘態勢に。この戦いの中で、「偽物コピー偽物コピーとぶつかると消失する=複製コピー複製コピーはとれない」ということを学習。『複製型エディター』に対する対抗策を得たところで一行は複数のロボットが収容されているラボへ向かう。

 ラボの中で再び『エディター』と戦闘になった一行は、それぞれ「お題:ロボット」で短編を書き、それぞれのロボットで敵『エディター』を討伐する。

 ラボの中で「進撃チーム」と再会した「援軍チーム」はちありやが偽物ではないこと、そしてちありやのコンピューターにハッキングの形跡があったことなどを突き止め、「誰ならちありやをハッキング出来るか?」について考える。

 その際候補に挙がったのが、かなたろーという卜術を使う作家で……? 


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『僕まだ』ダイジェスト! 飯田太朗 @taroIda

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