「King Arthur」編

・「King Arthur」編

 加藤伊織の残した手がかりから『暴走型エディター』がいることを知った「ノラ」の一行。その『暴走型エディター』がレジスト陣営ギルド「King Arthur」の構えた城の中にいるということを知り、「King Arthur」の城へ突撃することを決意。

 作家の結月花、メロウ+、栗栖蛍、赤坂葵、それに物書きくんと飯田、陽澄すずめを加えた7名の「突撃メンバー」で「King Arthur」の城へ。城を囲うバリアによって身動きが出来なくなっていた加藤伊織を救出し、いよいよ8人で「King Arthur」の城へ。

「作品が曲解されたり拡大解釈されたりして思うように作品の能力が使えなくなる」

『暴走型エディター』はそういうウィルスらしいことを加藤伊織から教えてもらう一行。

 城に入るなりいきなり『暴走型エディター』の奇襲を受けた突撃メンバーは散り散りになってしまう。何とか結月花と行動を共にできた物書きくんは結月花が『暴走型エディター』の分身(『暴走型エディター』は七つの大罪に分かれている)、〈色欲〉と戦っている内に「虫眼鏡」の使い方に目覚める。「ペン」で書いたものを「虫眼鏡」で覗くと手元にその検索対象がやってくるのだ。

「虫眼鏡」と結月花の能力で何とか〈色欲〉に勝つことに成功する。これにより栗栖蛍と赤坂葵を救出。一行は城の教会へ。

 城の教会内で作家にしてギルド「King Arthur」の新人であるメイルストロムと会った一行は、メイルストロムによって「King Arthur」に起きた事件の顛末を知る。するとそこに、『暴走型エディター』〈高慢〉と〈嫉妬〉の2体が現れ戦闘に。栗栖蛍と赤坂葵の力で〈高慢〉と〈嫉妬〉を撃破した一行は、「King Arthur」の幹部、『円卓の騎士』という12人のメンバーの内の1人、幕画ふぃんと、「ノラ」突撃メンバーの1人であるメロウ+を救出する。

 幕画ふぃんを連れ城の深部に進んだ一行は、〈怠惰〉とそれに操られた作家、『円卓の騎士』のMACKと平ギルド員のAi_ne、道裏星花に出会う。メロウ+の能力で〈怠惰〉を撃破した一行は、飯田太朗と陽澄すずめを救出する。

 先へ進んだ一行は『トラックの間』へ。長くて広い廊下を歩くと両側からトラックがやってきて、撥ね飛ばされると異世界に転生してしまうという空間だった。

 度重なる転生を経て、作家にして『円卓の騎士』の1人である南雲麗を確保した一行は、『トラックの間』を通り過ぎて『祈りの間』へ。そこには〈暴食〉がいた。

 陽澄すずめの能力で〈暴食〉を撃破した一行は加藤伊織と、『円卓の騎士』のメンバーである中村天人、砂漠の使徒を救出。しかしそこに〈強欲〉が姿を現し、奇襲を仕掛けてくる。

 飯田太朗と、能力制限のある加藤伊織の二人で〈強欲〉を討伐。〈強欲〉が操っていた作家、兎蛍と佐倉海斗を中村天人と砂漠の使徒が救出する。

 ひと段落ついたところで突如〈憤怒〉が襲い掛かってくる。戦力が足りないと判断した一行は作家、國時雨の案内で『円卓の騎士』の1人である無頼チャイと、平ギルド員だが幕画ふぃんの部下であるナナシマイの救出を決意。〈憤怒〉と戦うチームと救出チームとに分かれる。救出チームになった物書きくんは無頼チャイとナナシマイを救出。もう一度『祈りの間』へ向かうが、そこでは〈憤怒〉の力によって錯乱状態になった作家たちが。

「目を合わせた対象を混乱状態にする」という能力に苦しめられる作家たちだが、兎蛍と佐倉海斗の「異常状態にならない」能力で〈憤怒〉の目を潰すことに成功。続けて加藤伊織が〈憤怒〉を撃破し、無事に七つの大罪全てを撃破した一行だったが、手落ちで『暴走型エディター』を復活させてしまう。

 復活した『暴走型エディター』は「八つ目の大罪がある」と告げ、その場にいたメイルストロムに八つ目の大罪〈妄信〉を取りつかせ、暴れさせる。メイルストロムの作品は「短編集」だったこともあり、新人ながらに強大な力を持っていたため一行は苦戦を強いられる。しかし〈憤怒〉の撃破により正しい能力を取り戻した加藤伊織がメイルストロムを鎮めると、一行は『暴走型エディター』の本体が逃げて行った『円卓の間』へ。

『暴走型エディター』はどうやら『円卓の間』で何かを探しているようだが、一行が追いついたことを知ると奥の手を解放して作家たちを攻撃。

 作家南雲麗とメイルストロムの力で何とか『暴走型エディター』の奥の手を封じた一行は、いよいよ『暴走型エディター』との最終決戦に臨む。

『暴走型エディター』を無事攻略した一行。物書きくんは「ハサミ」を手に入れる。

 崩れ落ちていく「King Arthur」の城。「ノラ」は新たに「King Arthur」の一行をギルドに加え、日常を取り戻す……。


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