表現力が凄い。感想はそこに尽きます。数字が見せる信憑性と、宇宙の環境の描写。王道な展開でありながら、読者を飽きさせない文章力。魅力的なキャラクターが生き生きと動き、戸惑い、葛藤するさま。短編とは思えない重厚な物語です。
〝海〟と言われる宇宙に広がる素粒子の海。その海は月を焼き焦がし、地球に多大なる影響を与える。 まるでモーセが海を割り、ヘブライ人を救った時のように。 主人公・ハーレーたち〝月没師〟は未来のため生きるために、今日も〝厚く熱い海面〟に大きく亀裂をいれるのだ。 さながら、地球をまもるかぐや姫。 でもこのかぐや姫は美しく、そして強く、賢い!! お話の雰囲気と綴る文体が溶け込んでいるなぁという印象をうけた本作。 まだ第一話ですが、「何が起こるのか!?」と、めっちゃ気になるラストの引きに、続きが気になって仕方ありません(>_<)
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