雪片を、よんで

静寂に支配された雪の世界。誰にも届くことなくはらり、落ちる好意の手紙。この設定だけで詩的ですがそんな中想いをよせる彼女に、何故か汚したという彼。よくよく読めばその意味がわかりちょっとエロくてでも切ない。
もう会わないだろう相手ではあれどきっと心の無意識の領域に住むのでしょう。そして何度も夢を見るのでしょう。お互い抱いた好きという気持ちは消せなくて。切なくて。
綺麗な恋が読みたい人にはおすすめの短編でした。素敵です。ありがとうございました。