浴槽から魔窟へ転移。神無月の中将として運命の人を守るべく俺は戦う!

 ――亡くなった筈の父親が浴槽に現れるという奇想天外なスタートからストーリーは動き始める。
 父親曰く、この浴槽を通じて三途の川と魔窟が繋がっていると。更に「運命の恋人」が魔物に憑りつかれていると言うのだ。

 魔窟から現代へと現れる妖怪達。妖しい影。天狗のお面。鹿のお面……。次から次へと妖怪は「運命の恋人」に襲い掛っていく。

 魔窟で出会った方丈老人という謎の人物。彼の案内に従って魔窟を探索するのだが…。方丈老人は現代の文化にも通じているという。彼は一体何者なのか?

 
 魔窟の中で戦うにつれて、過去の仲間達と出会い、そして戦いは熾烈な勢いを増していく。仲間達の過去や、自分の過去に起きた記憶の欠片はやがて紡がれていくのだが……。


 毎話、魔窟の状況が変わるのはなぜなのか?黄泉月という巨大な月とは一体?
『蓬莱の比丘尼』と父の居る『宝蓮宮』には一体何が待ち受けているのだろう?

 現代と平安時代を結ぶ現代和風ファンタジーは、ミステリー要素を伴って事態は急速に動き始める。



 ――月窮の姫君は、俺が必ず守ってみせる!

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