付録

袋とじ舞台裏

 ※※WARNING※※

 これより先には、本編ネタバレが含まれます。

 というか、ネタバレしかないので、本編を読んでいない方は最後に見ることを推奨します。


 それでもいいよ! という方は、このままお進みください。

 では、ここからは作者が勝手気ままに自作を語る舞台裏――。














 Memory1~3について。

 エデンとイオンが出会って、過去語りを始めるまでのお話です。

 大まかなところは本編で語っているので、そちらを見て頂ければと。何で突然空から降ってくるんだよ! とか、空飛ぶのかよ! というツッコミは読んでからしていただけたら……それこそネタバレでしょう……?


 第一部のあれこれ。

 病気の少年レッカ君を中心に展開するおはなし。

 ここだけの話、最後まで読んだ方は『あれ?』と首を傾げるかもしれません。二十年って……実はレッカ君、そういう歳です。作者の誤植ではございません、はい。


 第二部のつぶやき。

 歌姫ミレニア・オーレンドルフとの出会いと別れのおはなし。

 長く尺を取っているだけあって、一番印象に残っているかもしれない部分です。作中歌で、ミレニアが最後に歌う曲はエデンが口ずさんでいるものと同じ。

 どうしてあの薬使わなかったの……? とか、八か月って言ったじゃない……? とか言われそうですが、アサギさんの薬を使わなったのは全部レオン先生のせいです。(使えば歌えなくなる云々の件に出ています)

 八か月が大幅に短くなったのは、レオン先生が投与した薬の影響でした。

 あとは、ミレニアさんが出会ったお医者さんは、実はアサギさんのお父さんです。ミレニアさんは二十代後半の設定なので、昔に出会っていたわけですよ。


 第三部のつっこみ。

 ミレニアのマネージャーだったアステルの復讐劇。

 アステルさんはレオン先生の言葉通り、病院に不信感を持って調査を行っていたわけです。そうしたらあらびっくり。複製体やらアイオンやらが登場して、恐ろしいことに。

 ちなみに、ここで登場するイレブンやサードを始めとする複製体の面々は、都市をうろつく『ヒトガタ』として再登場しています。エデンとイオンが出会った『ヒトガタ』は、イレブンだったという裏設定があったり。

 あと、ここでのレオン先生が変なのは、それなりに混乱しているからでしょう。フルフェイスマスクをかぶって戦うなど、シリアスなのによく考えたら……ね?


 第四部のいろいろ。

 すべてが終わり、始まりを告げるための物語。

 アサギさんの真実と過去が暴かれたり、レオン先生が告白されたり、アイオンがぶん殴られたり……あれ? どこがシリアスなんでしょうね?

 ちなみに、アサギさんの名前は『浅木』です。浅葱とかそういう源氏名じゃございません。

 オリジナルエデンが鬼畜だったり、アイオンがバケモノだったりするのは、結局のところ、他人と同じ価値観を共有できなかったことが原因でしょう。だから好意を持ってくれたレオンよりも、嫌悪感を向けてくるアサギの方に関心が行ってしまった。……レオン先生が報われないのは、当然の結果でした。

 アサギさんの裏技によって、どんでん返しするわけですが。まさかエデンが待っていたのが彼だとはだれも思わないでしょう……ちょっとどうなのかな、という気にはなりましたが。もっとロマンチックな感じにはならなかったのか。


 エピローグの思い残し。

 最後のあれは誰かというツッコミは……うーん、想像にお任せしますとしか。

 エデンはエデンですが、相手の彼は……まあ、どっちかですよ。とだけ言っておきます。



 ほとんどのことは本編で語りつくしたので、ここで語っていることは残りかすです。


 実はこの作品には前身となっている物語がありまして、そのリメイクとして今回書いていきました。

 先の物語とは全く違う結末になりましたが、もし興味がある方がいたらそっとささやいてみてください。裏のページへとご案内するかもしれません……。


 さてさて、今回はこの辺りで閉幕です。

 もしよろしければ、別の物語でお会いしましょう。


        ――雨色銀水



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『E-de-n』 ~葬送の少女天使は《あい》を謳う~ 雨色銀水 @gin-Syu

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