このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(292文字)
音と韻が心地よい作品でした。私に古典音楽の教養があれば、もっと深く楽しめたかもしれないと、不勉強を少し恥じています…。また、純愛小説だったように思います。純愛小説というと、どこか表面をなぞっているだけのものが多い印象で、少し苦手だったんですけれど、この作品の彼にはそれとは違う愛を感じました。