第45話 番外編 おかえり

 ※※※

 こちらの番外編は『蒼碧の小物屋』の続きではありますが、『勇者になれなかった三馬鹿トリオは、今日も男飯を拵える。』の番外編要素を多く含んでおります。

 未読の方は、是非“男飯”も読んで頂ければよりお楽しみ頂けるかと思います。

 よろしくお願いいたします。

 ※※※




 「だからよ、こういう形でこんな感じでさ。 超格好いいのを作って欲しい訳よ! もちろん切れ味抜群でさ!」


 若いウォーカーが、鼻息荒く俺に熱い意気込みを語っていた。

 そして、目の前には子供の落書きかという程に雑な剣の絵。

 思わずため息が零れた。


 「つまらねぇなぁ……」


 「なっ! 頼むよドワーフ! アンタすげぇ腕利きなんだろ!? アンタの剣を使って大物を倒したって宣伝するからさ、な!?」


 ハンッと鼻で笑い飛ばしてから、彼が描いたであろう落書きを指の先で弾いた。

 つまらないんだよ、お前の全部が。

 そもそも俺は刃物を作る専門じゃねぇ。


 「俺はつまらん仕事は受けん」


 「だぁかぁらぁ! 面白くなるのはこれからだって言ってんだ! この短期間でレベル32まで上がったんだぜ!? 超才能あるだろ俺!」


 若いウォーカー程、慎重に生きなければ早死にする。

 しかしながら、いつの時代もこう言う輩は後を絶たないのだ。


 「坊主、お前幾つだ? レベルじゃねぇぞ? 歳の話だ」


 「27だけど……」


 「俺らドワーフはな、人族よりも長い時間を生きる。 だからな、飽きちまうんだよ。 お前みたいな奴に。 30手前のひよっこウォーカーなんぞ赤子みてぇなモンだ。 大人しく自分に合った物を使いな」


 「だから他のポンコツ鍛冶屋じゃ駄目なんだって――」


 「何がどうポンコツなのか、お前には説明できるのか? 何がいけなかったのか、分かってるのか? 槌の使い方か? 鉄の伸ばし方か? それともお前の体のサイズに合わせてくれなかったのか? 何にもしらねぇで、失敗を全部武具のせいにしてるんなら、お前に作ってやる“作品”はねぇよ」


 もう一度大きなため息を溢しながら、シッシッと手を振ってみれば。

 彼はギリッと奥歯を噛みしめて俺の事を睨んで来た。


 「なにが“作品”だよ。 ドワーフは武具を作ってなんぼだろうが! 金ならある! だから俺に作ってくれよ、アンタの最高の“商品”を!」


 「あぁ!? てめぇ今なんつった!?」


 近くにあった金槌を振り上げながら大声を上げれば、彼は一目散に逃げて行った。

 それでもイラついたモヤモヤが払いきれず、彼を追いかけて玄関から蹴り出してやった。

 あぁ、いつからだろう。

 なんて、考えるだけ無駄か。

 俺が人生で一番楽しい仕事をしてから、ずっとだ。

 ソイツは国のお偉いさんと一緒に、突然店にやって来たんだ。

 最初は「また国のお偉いさんの仕事かよ……」なんて、ため息が零れたのを覚えている。

 だというのに、だ。


 「ドワーフ! 貴方もしかしてドワーフ!? 凄い! 初めて会った!」


 一人の娘っ子が、眼をキラキラさせながらカウンターから乗り出して来た。

 最初は馬鹿にしているのかと思った。

 俺達ドワーフの事を珍獣扱いでもしているのかと。

 でも、違ったのだ。


 「私はサイカ アオイ。 はじめまして! ねぇねぇドワーフさんはどんな物を作るのが得意なの? 武器? 鎧? それとも小物とか作ったりする!? あ、そうだ名前を教えてください! あと“作品”を見せて下さい!」


 「アオイ、落ち着け」


 随分と昔の記憶。

 それこそ、人族だったら一人の一生分以上は昔の話だ。

 だというのに、昨日の事の様に思い出せる。

 とにかく、不思議な娘だった。

 彼女が求めたのは、“強い武具”を作るドワーフじゃない。

 そんなもの、彼女は求めなかった。

 ただただ、拘りぬいた作品を作りあげる人材を求めた。

 そして何より、俺達に“職人”として尊敬の眼差しを向けてくれた。


 「偉く細かい設計図だなオイ……いや、こっちとしては助かるんだが」


 「あ、ソレたたき台ってだけなんで。 これからもっと改造していく予定です」


 「コレでかよ……」


 数人のドワーフが集められ、一緒になって彼女の作った設計図をのぞきこんでいた。

 ココは俺が作る、だからこっちはお前が作れ。

 なんて、それぞれの得意分野で仕事を振り分けながら。


 「一回試作品を作って、見栄えを確かめてから本格的に入ろうと思っているんですけど……時間的にどうですかね? やっぱり現場の意見を聞かないとその辺りは分からなくて。 一本目だけでも結構掛かる様なら、試作品をドンドン改造していこうかと思っているんですけど」


 とんでもない事を言い始める娘っ子は、う~むと可愛らしく小首を傾げながら、設計図に色々と描き込んでいった。


 「元がしっかりと作れるのであれば、こういうのを組み合わせて、シャカッ! って感じに展開出来たら格好良いかなぁって思うんですよ。 後は王族主催のオークションに出す代物ですからね、やっぱり見た目は豪華な方が良いかなぁって思って……これとこれ、追加したらすっごい派手になると思いません!?」


 ペラペラと喋りながら、彼女は設計図に次々と追加の物品を書き連ねていく。

 だが、職人としてはどうしても気になってしまうのだ。


 「な、なぁお嬢ちゃん? お前さんがしっかりと考えて、コイツを作ろうとしているのはじゅ~ぶんに伝わった。 だがな、聞いても良いか? ココとかココ、伸びたり開いたりする部分とかな? なんの意味があるんだ?」


 「なんの意味もありませんよ?」


 「は?」


 思わずポカンと口を開けてしまった俺達に、彼女は自信満々に語るのであった。


 「だってこうした方が格好良いじゃないですか! この杖は飾り物です、実用性皆無です。 でも職人じゃなきゃ絶対に作れない一品です。 だったら、滅茶苦茶格好良くしたいじゃないですか。 持っているだけで自分が凄い魔法使いにでもなった気分になれるくらい、とんでもない物を作ってみたいじゃないですか! って、あ、もしかしてコレってドワーフの皆さん的には駄目な思考だったりします? 斬れない剣なんぞガラクタだぁーみたいに、怒られちゃう感じですかね?」


 彼女は、馬鹿だった。

 とんでもなく、アホだった。

 でも、どこまでも真剣だったのだ。

 意味のない物を全力で拵え、丹精と努力と時間をかけて。

 ただただ“無意味”な物を作りあげる。

 しかし、全力で作った。

 彼女が想像しているであろうソレを、俺たちは本気で作った。

 完成したその杖を彼女が飾りつけ、俺たちの前に置かれた瞬間。

 その杖は“無意味”ではなくなったのだ。

 何の効果もない、魔導士に待たせれば「なんだこのガラクタは」と怒られてしまうかもしれない代物。

 だが、美しかったのだ。

 彼女が、俺達が作りあげたその杖は。

 どんな伝説の剣より、お伽噺に登場する魔法の杖よりも輝いている様に見えた。

 そして、俺達と一緒にすすに塗れて彼女は笑うのだ。

 どこまでも素人で、どこまでも職人な不思議な娘。

 次はどんな仕事を持ってくるのか。

 また意味の分からない代物を作れと言ってくるのではないか。

 毎日、ワクワクしながら仕事を続けた。

 だというのに。


 「アオイさんは、もう戻ってこないかも知れません」


 随分と歳を取った姫様の一言に、俺たちは仕事道具を取り落とした。


 「もしも、“アオイ”と名乗る方が再び現れたら……手を貸してあげてくださいませ。 しかし“アナベル”と名乗るアオイさんが訪れた場合は」


 「手を、貸すなってか?」


 仲間内の誰かが、言葉を溢した。

 しかし、目の前のお姫様は首を横に振った。


 「私達も、最期の手紙を残します。 私達の気持ちを伝えたいという我儘、きっと彼女を苦しめる事になるであろう愚行。 でも、残したい。 このままお別れ何て嫌ですから……ですから、皆さまもご自由になさって下さい。 しかし、彼女が“アナベル”と名乗ったその時には、もしかしたら全てを忘れているかもしれません。 ですから、過去の多くを語って彼女を傷つけない様に、お願い致します」


 静かに、年老いたお姫様は俺達に向かって頭を下げた。

 いつからだろう、この街に再び魔女の噂が頻繁に流れる様になったのは。

 その噂の中心にいるのは、間違いなくあの時の娘っ子だった。

 当時であれば、“アオイ”が魔女になっても受け入れる人間は多かった事だろう。

 しかし時は流れ、表立つ人々は変わり、認識や常識も変わっていく。

 その変化を、俺たちドワーフは眺めながら生きていくのだ。

 だが、こんなに辛い“変化”を見る事は……初めてだった。

 俺達と一緒に笑いながら作業し、一緒に“作品”を拵えたあの子は。

 今では恐怖の対象となっている。

 “不吉の雪”を降らせた、封印された魔女。


 「俺達は……職人だ。 職人ってのは、言葉じゃなくて仕事で語るもんだ」


 「ありがとう、ございます」


 そう答えてから、また年月が経ったある日。


 「アオイ……か?」


 昨日の事だ。

 ふと、彼女を見かけた。

 魔女が目覚めた、そんな話は聞いていた。

 だというのに、俺たちは誰もその姿を見に行かなかった。

 だから、久しぶりに彼女を見た。

 疲れたような顔をして、どうでも良いと言わんばかりの視線を周囲に投げて。

 そして、嫌がる露店の店主から食べ物を買っていた。

 真っ黒いローブに真っ黒いドレス。

 垂れ下がる長い黒髪は、サラサラと風に揺れている。

 しかし、その瞳だけは血の様に真っ赤だった。


 「っ!」


 俺は、逃げた。

 怖かったのだ。

 魔女が、ではない。

 彼女の事を“アオイ”と呼んでしまいそうで。

 間違いなく、アレはアオイじゃない。

 “アナベル”だ。

 再びこの街に発生したと言われる、魔女。

 その彼女に、思わず叫んでしまいそうだった。

 “おかえり”と。

 でもそれはダメなのだ。

 姫様との約束なのだ。

 俺達は、彼女の過去の傷を抉らない。

 彼女がまた新しい彼女として生きていける為に、“アオイ”の名を口にしない。

 だからこそ、逃げた。

 きっとあの子なら“魔女”になったところで変わらない、そう思っていた。

 でも、人にとっての数年というのは大きい。

 その数年を、ずっと迫害されながら過ごしていれば……誰だって参ってしまうだろう。

 だからこそ、今すぐにでも手を貸してやるべきだ。

 分かっているのに、分かっていたのに。

 それでも、“逃げて”しまった。


 「なんで、なんでだ……あんなに楽しそうに笑ってた娘っ子を、なんであんな辛そうな顔にしちまうんだこの国は!」


 魔女を名乗れば、普通に生きていく事すら厳しいだろう。

 だが、彼女は“魔女”を名乗っていると噂に聞いた。

 まるで開き直る様に、それがどうしたと言わんばかりに。

 魔法適性の鑑定を生業にしているらしいが、もはや“魔女の館”なんて噂されるくらいになっている。

 助けてやりたい、手を貸してやりたい。

 でも、俺達の中では。

 彼女はやはり“アオイ”なのだ。


 「ちくしょう……なんでだ。 どうすりゃ良いってんだ!」


 自分の店に逃げ帰った俺は、いつも以上に酒を呷った。

 それこそ、弟子達からも心配されるくらいに。

 全部忘れて、全部見なかった事にして……明日からも仕事を……。

 なんて、思っていたのに。


 「んだよっ! 金払うって言ってんだろ!?」


 その翌日、一発目のお客がコレである。

 だからこそ、余計にイライラした。


 「黙れ小童が! オシメが取れてから出直してこい!」


 鬱陶しいのを追い払ってから、深いため息を吐いた。

 あぁもう、今日は店を閉めて酒でも飲もうか。

 そんな事を考えたその瞬間、俺の前にまた“馬鹿”が現れたのだ。


 「「「ドワーフだぁぁぁ!」」」


 「えと、ドワーフですね」


 「なんじゃ小僧共、ドワーフを見るのは初めてか?」


 まるで何処かの娘っ子と同じような、とんでもなく興奮した様子の三人衆。

 ともう一人、呆れ顔の娘っ子。

 彼等はベラベラと喋り始め、ドワーフが作る“武具”ではなく俺自身に興味を持っている様子だった。

 懐かしい。

 思わず、そんな事を思ってしまった。

 気分が良い、とても懐かしい気分になった。

 そんな訳で彼等との酒盛りが始まり、そこで更に楽しくなってしまった。

 なにせ人族の癖に、ドワーフに酒の飲み方を解くヤツが居たのだから。

 面白い、非常に面白い。

 何処までも常識外れで、話を聞けば聞く程興味が湧いた。

 まるで、いつか見た満面の笑みを浮かべる少女の様で。


 「おい」


 「なんだよ、この酒の飲み方はコレ以上譲らねぇぞ?」


 「違う。 お前らに鎧を作ってやると言ったら、どんなのが良い?」


 「酒の席の話って程度で答えるけど、そうだなぁ……カッチョイイのが良いなぁ。 もうさ、周りからオッ!? って思われるくらいの、すんげぇの。 ごつくて、ガッチガチで。 “真っ黒い鎧”とか凄そうだなぁ」


 「本気か?」


 「おうよ。 皆もダークヒーロー系とか好きだったし、ぜってぇ好きだって」


 「馬鹿なんだな、お前らは」


 「馬鹿だとも、俺らは。 そうじゃなきゃ、人生を楽しめねぇよ」


 その一言に、思わず目を見開いた。

 そうだ、馬鹿で良いんだ。

 俺らは馬鹿をやっていた頃が、あの子と一緒におかしなものを作っていた時が一番楽しかったのだから。

 そう思ってからは、止まらなかった。

 今日出会ったばかりの馬鹿共の為に、仲間を集め新しい試みを始める決意を心に決めた。

 どうせ長い人生だ、コイツ等が生きている間くらいは馬鹿をやっても良いじゃないか。

 何処までも頭を悪くして、好きに生きて。

 そして、決心がついたら。

 あの子を迎えに行こう。

 “アオイ”ではなく、“アナベル”として、また一緒に何か作ろうと誘いに行こう。

 そんな事を、心に決めていたというのに。


 「おっ! 来たぞ皆! 新しい仲間の“アナベル”だ!」


 彼らと行動を共にしてから、しばらく経った頃。

 馬鹿の一人が、そんな声を上げた。

 思わず、旨いツマミをポロッと地面に落としてしまう程に驚いた。


 「……アオイ」


 思わず、小さな声が漏れた。

 その瞬間、仲間のドワーフ達から脛を蹴られたが。

 そんな俺達を置き去りにしたまま、会話は進んでいく。

 そして。


 「アナベル・クロムウェル。 魔導士よ! 付与魔法、魔術鑑定が得意だけど、魔法はほぼ全属性使えるわ! 今日を持って“悪食”に参加する“魔女”。 さぁ、魔獣肉とやらを食べさせなさい!」


 いつか見た、無理に恰好つけた様な、勢いだけで言葉を紡ぐような彼女が名乗りを上げていた。

 胸の奥がグッと締め付けられる様な、それでいて安心する様な不思議な感情を抱いた。

 もう、大丈夫だ。

 彼女は“アナベル”。

 アナベル・クロムウェル。

 一般的には恐れられる魔女であり、俺達の……この仲間の元では、普通に生きる事が出来るであろう家族。

 だから、もう大丈夫だ。


 「乾杯だ、涙なんか溢すんじゃねぇぞ」


 「分かってらぁ。 お前が一番心配なんだよ」


 「また、一緒に“作品”が作れるな」


 「まずは、“おかえり”だ。 でも本人には言うんじゃねぇぞ」


 ドワーフの仲間達と共に、一気にビールを喉の奥に流しこんだ。

 零れて来そうな、涙と一緒に。

 縁って奴は結ぶんじゃなくて、絡まるんだって誰か言っていた気がする。

 確かに、その通りだ。

 俺達が諦めかけていた縁を、新しく仲間になった馬鹿が勝手に繋いでくれた。

 類は友を呼ぶ。

 やっぱり、馬鹿の元には馬鹿が集まって来るんだ。

 そんでも持って、俺達も馬鹿だ。

 ここには最高の馬鹿達が集まっている。


 「っくはぁ! 今日は酒がうめぇなぁ!」


 そんな一言を残し、俺達もアナベルの歓迎会に加わるのであった。

 でも、俺達ドワーフは彼女の事を“アナベル”とは呼べなかった。

 彼女の事を認めていない訳じゃない。

 でも、どうしても。

 彼女の名前を呼ぼうとすると、“アオイ”と呼んでしまいそうになるのだ。

 だから、こう呼ぼうと思う。


 「おう、“魔女様”。 こんなもんでどうだい?」


 「いいですね、これならパーツ同士が邪魔にならない。 流石は職人、図面通りの完璧な仕事です」


 「お前さんも……昔に比べて随分と絵が上手くなったもんだな……」


 「え?」


 「いや、こっちの話だ」


 俺達は、彼女の事を“魔女様”と呼ぶ。

 アナベルは俺達の家族だ。

 昔も今も、彼女は彼女だ。

 でも、彼女の事を“アナベル”と呼んでしまったら、アオイに悪い気がする。

 そして、“アオイ”と呼んでしまえばアナベルを苦しめる気がするのだ。

 だから、俺たちは彼女の事を“魔女様”と呼ぶことにした。

 アオイもアナベルも、どっちも彼女で。

 どちらも一緒に仕事をする仲間なのだから。

 だから、どちらかっていう括りを決めてやる必要はない。

 どちらも、俺達に取って大事な存在なのだから。


 「次はコレをお願いします。 稼働頻度が高い部品ですから、細かい所までしっかりと」


 「了解だ、魔女様。 付与魔法の方は頼んだぜ?」


 「お任せあれ」


 そんな訳で、今日も仕事は進んでいく。

 新しく仲間になった馬鹿共が、随分と荒く道具を使ってくれるもんだから毎日大忙しだ。

 それでも、楽しかった。

 俺達が必死で作りあげたもんを、必死で使ってくれる誰かが居る。

 そして俺達の輪の中に、記憶の中で一番の楽しみをくれた娘っ子も加わっている。

 これで、楽しくない訳が無いじゃないか。

 長い人生ってのも、悪くないもんだ。

 人族じゃ待てない時間を、俺達なら待ってやれるのだから。


 「さって、続きだ!」


 気合を入れ直し、俺達は今日も作業台に向かうのであった。

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蒼碧の小物屋 くろぬか @kuronuka

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