日本側の景気が良い仮想戦記モノが好きな方々へ。

小身領主(小大名ですらない)で人間的にも小物な中年主人公が、太閤からいきなり大身大名に抜擢され、覚醒して得た未来の日本史的知識を唯一の武器に、徳川や豊臣等の大大名の間を生存を賭けて本人は必死に、周りから見ればのらりくらりと泳ぎ回りつつ、海外進出まで進めてしまう話です。日本視点ではバブリーで、景気が良くて面白いです。娯楽歴史小説を構成する史実と娯楽という要素のうち、娯楽側に極振り手前までステータスを割り振った仮想歴史小説という感じでしょうか。

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