死者と生者とその間。黄昏の世界にて想いが届くその様を見届けて下さい

死者に物を届ける運送会社に勤める主人公が配達する現代ファンタジー。
生と死というとても重たいテーマを黄昏という設定とテンポ良い文章で、とても読みやすくまとめてくれているライトノベルです。
主人公と後輩の掛け合いなど、登場人物同士の会話はクスッと笑わせてくれます。
かと思うとシリアスなシーンはとても怖く切ない展開で、読んでて引き込まれ、揺さぶられました。

生きているという日常と、決してたどり着けない死という非日常の対比が文面から伝わってくる作品。
読みやめどきがなく、一気に読むしかありませんでした。
オススメですので、ご一読ください。

読んだ方が黄昏から帰って来れますように祈ってます。

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