異世界密室【デスゲーム】

第14話 10日目 3

「迷い神ー」

馴れ馴れしいやつだなと思いながら

ファントムは宮本の前に姿を現す！

「あんたは暇して退屈しているのか？」

神を話し相手に呼び出すとは不敬な奴だが

相手をしても良い気分なので応じてやる

【主らと同じ身を隠す神側の犯罪者だ！】

「私も忙しい！主らの稼ぎが悪いので

最低限の維持するものを集めねばならん」

「極々少数でも私を信仰するものが

居るものでな」

宮本はどうしても聞きたかった！

「犯罪者として悪いことをするしか

生き残る道は無いのか？」

「はて、おかしな事を言うものだな」

「お主の主観が善悪を決めるのか？」

「ゴブリンの討伐や村を破壊するのは

良いことで他の種族は駄目なのか？」

【神の啓示】

クエには変わらんし善悪など

いい加減なものだ！

たまたま主流派の反対側にいて

反対のクエが与えられただけ

昨日殺したものたちにも

悪人もいれば善人も居るいちいち

気にする事柄なのか？

陣営違いそれだけの話だ！