家族の老いと真摯に向き合う記録

作者様のお母様に介護が必要になってからの日々を綴るエッセイ。
時を経るごとにどんどん衰えていく家族の姿。介護することの心と体への負担。気持ちの折り合いの付け方。
さまざまなことが、飾り気なく、時にユーモアを交えて書かれています。
一言で言えば悲喜こもごも、否、一言でなんてとても表せない壮絶な部分もあるのです。
それでも常に優しい気持ちを忘れない、作者様の心のありように脱帽します。

レビューを書いている現在、エッセイはまだ続いています。
どうか作者様とお母様の日々が穏やかで素敵なものであり続けますように、そう願いたくなります。

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