この味が分かってしまったら、それはもう中毒。

各話の読者コメントに結構な事を書かれている。
それを読むのも毎回の楽しみではあるのだが、本文を読み進めていくうちに、一つ分かったことがある。

ああ、そういえばこれファンタジーだった。現代や自分たちの常識で考えたら駄目だったんだ。

結構いろんな人が「報連相」と言う。報連相が出来ていないと。

が、よくよく考えてみよう。

「報連相なんて言葉がこの世界にあるのか?」
「貴族より強い平民を認めるだけの度量があるのか?」

答えは「NO」。

何故ならファンタジーだから。この世界にはこの世界の常識があるのだから。

皆が読んできた異世物やファンタジー物は、ある意味自分たちの常識の範囲を突き抜けている物は無かったんだろう。いや、あったんだろうが、そこは作者がうまい具合に収めていたんだろう。

だがこの作品は違う。徹底的に、物語の常識を貫く。
故に
その意味、その味、その楽しさを知ってしまったら・・・。

それは、この作品に毒されていると言う意味なんだと思う。いい意味で。



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