加藤! カトゥー! 頑張れ!

ハラハラドキドキ。絶望的な状況。主人公の言動からくる可笑しみ。

クラス転移から始まる、異世界サバイバル・冒険譚。もれなくチート無し!

屈指の応援したくなる主人公。
現実主義で、逞しい。慎重でときに大胆(すぎる)。地道に生き汚く、出会い別れ、成長していく(ビルドゥングスロマーン)。

導入から序盤は、必要なところだと思いますが、スタートダッシュとしては重く感じました。また読んでいて辛い、憤りを覚えるという方もいると思います。加藤に対するその仕打ちはあんまりではないか、と。……加藤に倣ってグッと堪えて下さい。決別の第13話、ここから気分新たに読んでみて下さい。

(加藤は元々クラスで浮いていて、クラスは酷いストレスに晒されていた。大人は大人だから故に非日常的な状況についていけず、加藤だけが現実を冷静に見ていた。ただ彼はあまりにも不用意な発言をしてしまった……と見れば、あの仕打ちも有り得ることかと、フォローしてみます。)

これから加藤がどう生きていくのか、物語の3つの縦糸がどう交わるのか、楽しみにしています。

****
以下完全な妄想
編集者「ビタちゃん美少女にしませんか?」
作者「ならぬ。」
編集者「せめて眉毛だけでも……」
作者「ならぬ。」

その他のおすすめレビュー

水松カラスさんの他のおすすめレビュー405