夜明けの空

死後の世界が科学的に証明された。死が単なる『意識の移動』と化した今、十八歳以上の全国民には『生存選択の権利』が与えられ、生きるか死ぬかを自由に選ぶことができる。

十八歳の誕生日に死ぬと決めていた水無瀬空は、その前日に首無し屍体となって発見された。なぜ、どのように、彼女は死んだのか。探偵陸によって、夜明けの空が始まる。