幻術のごとく人を引き込む傑作。

戦国期に活躍した幻術師・果心居士の出自から掘り起こし、やがて名だたる戦国武将らを瞠目させ、恐れさせるまでに至った波瀾の生涯を描こうとする作者さまの先駆的意欲に感嘆です。