次回作でプレミス作ってみた

【エクササイズ】


■ 主人公は誰?

多国籍企業BEC社のCEOである若い女、クリス。


■ 主人公は平凡か、非凡か?

主人公は若くして会社を興し、成功して富豪になった。非凡。


■ 冒頭で主人公はどんなシチュエーションにいるか?

いつも通りの日常の中、自社の社員が不審死した知らせを受けることから始まる。


■ 冒頭での主人公の状態は?

社員の死に納得がいかず、ショックと苛立ちを感じている。


■ 主人公または敵対勢力によって、それはどう変わっていくか?

部下のマスードを連れて、自社が新事業を立ち上げようとしている社員の生まれ故郷、サルシア共和国へ旅立つ。自社の事業と関係がある政府関係者に会うため、その国の原子力発電所を訪れる。その政府関係者は、死んだ社員と元同僚だった。


■ 主人公が置かれたシチュエーションは平凡か、奇抜か?

とても奇抜。


■ 主人公の目的は?

サルシア共和国と自社の関係は一見良好だが、死んだ社員が政府関係者の陰謀に巻き込まれたのではないかと疑っている。腹の中を探りたい。


■ メインの敵対者は誰? 人物でなければ何と敵対する?

はっきりと存在は分からないが、社員の不審死の背景にある何か。


■ 「普通の世界」にいる主人公が葛藤や対立を体験し始めるのは、どんな災難が起きるからか?

原子力発電所で、爆発事故が起きる。さらに、原発から少し離れた場所でも別の爆発が起きる。政府関係者や仲間も爆発に巻き込まれ死亡する。主人公は誰もいない荒野に1人残される。寒さと多量の放射線に襲われる。


■ その災難に対する主人公のリアクションは、どんな葛藤と対立を生むか?

助けを求められない絶望的な状況の中、強靭な意思で1人で生き延びようとする。一方、仲間の死を受け止めきれない。

やがて爆発の首謀者を突き止め、復讐したい気持ちが強くなっていく。


■ その葛藤と対立はすんなり解決せず、ストーリー全体を通して続く。その理由は?

主人公はCEOであり、何事も合理的に判断しなくてはならない立場だが、仲間を殺されたことで感情が先走ってしまう。時には自分の命を顧みない行動を取る。


■ このアイデアに説得力はあるか?

物語は現実世界をベースにしている。フィクション的なシチュエーションではあるが、現実に起こり得るストーリーになっている。


■ このアイデアに独自性はあるか?

ある。


■ 他の類似したストーリーとの違いは?

女主人公のサバイバルを中心としているところ。仲間はおらず、物語を通して1人孤独な状況で事件を解決しなくてはならない。


■ どうすれば独自性を高められるか?

……分からぬ


■ ストーリーの焦点は?

寒さ、放射線、爆発事件の首謀者に対して、孤独な主人公がどう行動し、立ち向かうか。


■ ジャンルは?

SF


■ 読者層は?

SF、冒険、サスペンスが好きな人。


■ 質問への答えを見ながら、プレミスとしてひとつの文にまとめて下さい。

あなたのストーリーのプレミス(ひとつかふたつの文で表して下さい)。


多国籍業のCEO(シチュエーション)であるクリス(主人公)は、不審死を遂げた社員の背景に陰謀がないか探るため(目的)、サルシア共和国の原子力発電所を訪れるが、原子力発電所の爆発で仲間を失い、荒野に取り残される(災難)。寒さと放射線から自分の身を守らなければならない一方で、仲間の命を奪った何者か(敵対者)への復讐心が強くなっていく(葛藤と対立)。

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