序章からぐいぐい引きこまれる文章。いや、語りといったほうが正解なのかもしれません。琵琶法師のうたや白星が舞をまう場面は、是非声に出して読んでほしい。言葉のリズムが良くて、とても心地よいです。…続きを読む
重厚で、古風な言いまわし。いっさいの違和感なく読み進められますから、世界観に浸るための阻害をされません。和を感じたい人は読むべきです。
隠れ里の長の娘、星子は家族と離れ、魔性のものとして封じられた白鞘の刀に舞を捧げる日々を送っていた。しかし静穏な日々と家族は、突如としてやってきた敵によって奪われる。星子は復讐を誓い――そんな彼女に、…続きを読む
深山の静謐で美しい描写から始まるこの作品。導入たる第一話では、おそらくメインとなるであろう、ひと振りの神剣と少女の邂逅が、和の韻律で語られ、読み手をぐっと引き込んでいく。邪気を祓わんと捧げられる…続きを読む
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