ただの「読まれるテクニック」でなく、一篇の随筆を読んだような読後感

「読んでもらったらいい作品だと思ってもらえる手応えはあるのに、ぜんぜん読んでもらえない」と感じる物書きさん必読。
目から鱗が落ちるとはこの事か。
拙作がラブコメでなければ、なろう系テンプレでもないので適用は簡単でないが、さっそく紹介文の書き方など部分的に実践してみている。
次に現代ものを書くときには最初から採り入れてみたい。

結末を読んだ時、この作者に頭を下げたい思いになった。
ただのHOWTOに留まらず、「作品を読んでもらうこと」をひたすら追究した一人の物書きが記した一篇の随筆を読みきった気持ちである。
こう言うのも勝手ではあるが、鋭気を養って復帰なされることがあればよいと思う。

その他のおすすめレビュー

有馬美樹さんの他のおすすめレビュー25