退屈を手放すことが出来たら。

ある日、人工の揺蕩う大地に、瓶詰帆船が漂着する。見上げれば天井、目の前には暗い海、そしてガラクタばかりに囲まれる退屈な日々に、終止符を打つかのように現われた精巧な船。

何のために作られ、ここに辿り着いたのか。
船が連れてきたものと拓かれる視野を確かめてみて下さい。

船と共に在れば、新大陸を見つけられるような気がする。
純粋にこの話の続きが読みたいと思える作品でした。

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