自覚なし過剰能力主人公、ざまあが好きな人に

 小説に必要な基本部分は全てクリアし、ゲーム的な世界観や各種設定の作り込みも問題ない。虐げられた主人公が大義名分を振りかざして敵対者を蹂躙して成り上がるザマア小説を読みたい人には良い。
 ただ、ザマア小説に要求されるありがちな
1⃣冒頭の過剰なまでの主人公下げの展開
2⃣主人公を上げるためのカマセキャラの造詣
はやり過ぎで食傷。カクヨムで読者を引き付けるための導入部分テンプレとは言え、ここでのやり過ぎが後の展開の足かせというか下手をすると世界設定の矛盾を招いてると思う。もっというと別にザマア要素絡ませる必要なかった気も…。
 他は良い。

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