出会い②


「あっ,そんな名前だっけそういえば!」


 ケルイン家かあそこは,先祖が勇者ってだけで待遇されているらしいな。本当は,俺達の先祖様の方がタンクという役割で貢献している筈なのにな。


「おい,何かあいつこっちに来てないか?」


「あいつって誰だよ?」


「ケルイン家の長男だ。…お前喋ったことあるのか?」


「ねぇよ,だって俺あんま好きじゃないんだよ,ケルイン家自体が!」


「……そうか」


 そして此方の声が届くくらいの場所まで近寄って来た。


「俺は,ケルイン家長兄のスターストだ。君達は,同じ上級国民のリスト君とハリス君だね。今回の食事会は,俺の家が主催だから楽しんで頂けると幸いだ」


 はぁ,何が嫌いってまず俺は,こいつの態度があんまり好きじゃないんだよな!なんていうか上から目線であんまり好かないんだよな。


「あぁ,」


「よろしくね!」


「いいんじゃないか,上級国民の間でもこういう関係は,将来的に必要になるだろうしな」


「ありがとう,…確かに将来的には,僕らがこの国を背負って国民を導くのに必要な関係かもね,それでハリス君は,僕と友達になってくれるのかい?」


 あからさまに嫌な予感しかしないが…まず上級国民だからといっても絶対的に信用は,出来ないしな。だからといってこの場で断ってしまうとリストとの関係も悪化する可能性があるから一様は,合意しておくか。


「あぁ!勿論さ同じ上級国民として当たり前じゃないか!」


「ありがとう,これから僕らは,友達だよろしく」


 


   〜〜〜〜5時間後〜〜〜〜



「ありがとう,今回は,凄く楽しかった。また,こういう機会があれば,会いたいものだ」


「あぁ,楽しかったな」


「僕もとても楽しかったよ!またいつか会えると思うからその時は,よろしくね!」


 という感じに食事会場の前で話している。


 実際は,7時間くらい無駄使いしているだけだが主催者兼責任者の息子にこんなことは,流石に言えないしな。そんなことより今日は,疲れたな。食事会とケルイン家の長男とで帰ったらシャワーを浴びてさっさと寝よう。



   〜〜〜〜翌日〜〜〜〜


よいしょと昨日は,よく寝れたなまぁ疲れ過ぎたから寝れたのだろうけど。今日は,食事会の後というため予定は,ないから暇だ。まぁゲームしたり勉強したりゆっくりするのもいいことか。


 すると。


 ドンッドンッドンッ


 何だこの音は,今日は,誰も読んでいなしまさかリストか?まぁ久しぶりに遊んでやるか。


 急いで下に向かい玄関に開くとそこには,リストじゃない人物がいた。


「ここがハリス君の家かい?」


「あぁ!そうだよ,それで何のよう何だ?スタースト?」


「いや,そんな様なんかじゃないさ,ただ友達の家に遊びに来ただけだぞ」


 何でここにこいつがいる?昨日友達になったやつの家にいきなり行くやつは,いないだろ。今のところは,怪しい言動や態度もないが一様警戒するのに越したことは,ないからな





 


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ハズレ異能【蠅(はえ)】の俺が全てを復讐してみる @meriisa

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