出会い①
「どう言う事ですか?2人にならなければいけない事でもあるのでしょうか?」
「違うよ!君は,やっぱり無能だね!」
「えっ」
いきなり無能と罵られ驚いたが今は,そんなことはどうでもいい,問題は,2人きりじゃ無ければならない事とは一体何だ?
「本当に分からないんだね!…恥ずかしいけどまぁいいや!僕は,一目見た時から君をこうしたいと思っていたのさ!」
「え?」
「だから僕は,君のことが好きなのさ!だから,うーん……男色ってことだね!」
男色だと男色自体は,上級の国民は,禁止されているのに
「今,上級国民は,男色禁止なのに何でだと思っただろ? 顔に出てるよ! 僕は,生まれながらに男の子が大好きなんだ…君みたいな僕より一回りくらい小さい子がね,でも君も思った通り上級の国民の間では,男色を禁止なんだよ!だから僕は,凄く考えたよ。どうすれば良いのかな? ってね!そんな時に君のお兄さんのスターストと出逢ったんだよ半年前くらいにね!懐かしいなあの秋の日思い出すだけで興奮するよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
•半年前の秋
「はぁ」
朝から憂鬱だ,今日は,上級国民の親睦を深めるための食事会に集まるらしいが食事会とは,名ばかりのマウントの取り合い思っているがな,どうせ仲のいいリスト以外とは,余り喋らないだろうし時間も有り余るほどある。
「どうしたのですか坊っちゃま,体調がお悪いのでしょうか?」
「そう言う意味では,無いただ……いやなんでもない!」
「そうですか……では,失礼致します」
とメイドは,言い出て行った。
「こんな風にしてもなくならいないし,我慢するか!」
覚悟を決め朝御飯を食べ身支度をしてついに出発の時間きた。
「行くわよ,ハリス」
「ハリス,準備出来てるのか?」
両親に呼び掛けられたもう時間かあんな時間の流れが遅いところには,行きたくないなと改めて思う。
「分かった,今行くよ!」
自室から玄関に行き長い庭を通り抜けるとそこには,豪勢な作りの馬車が置いてあった。中に入りそこで15分位話していると馬車が止まり目的地の食事会場に着いた。食事会場は,外見は,昔ながらの古い趣がある煉瓦を主体として作られた感じで内装も白と赤を主色にしていて椅子8つとテーブル1つのセットが4個分設置されていた。我が家が一番乗りだったがその後続々と上級国民が入って来た。
「ええー,このたびは,上級国民同士の食事会に来賓して下さり誠に有難う御座います。是非楽しんでお帰りください」
とこんな感じで上級国民の一人一人の代表が挨拶していった。その後は,マウントの取り合いが始まり俺たち子供は,大人の所を離れ子供だけで会話していた。
「なぁ,リスト!この食事会ずっと思ってだけど退屈じゃないか!」
「まぁ,そう言うものだろう」
「っていうかあいつ誰だ?」
「はぁ…この食事会は,何回もしてるんだぞ?名前位は,覚えろよあいつは,ケルイン家のスターストだぞ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます