生きた証を残すこと

私が学習塾講師をしていた1990年代半ばのある時、たしか、講習の国語のテキストで紹介されていた「天平の甍」の、遣唐使として党にわたっていく僧たちの会話のシーンを思い出しました。栄叡という僧のセリフでした。
詳しいことは覚えていませんが、とにもかくにも、どんな状況下にあってもせいぜい勉強しなければいけない、そんな趣旨の言葉だった。
そうすることが、自らが学び、生きた証を残していく唯一無二の道。

こちらの御作を拝読して、下の作品を使って中学生相手に国語を教えていた頃のことをを改めて思い出しました。
そう、書くことは、生きた証を残すことなのである、と。