残りのコーヒー、冷めていく

『Cafe コモド』では、遊び心ある店主が、お客やその場のイメージで様々なジャンルの音楽を流す。
その日は、明子がよく知る歌が流れた。

鮮やかに過去を思い出させる曲。
今もこうして、思い出すほどの特別な恋。
けれど、それは……。

明子の、『現在』の言葉がとても好きです。
星の光は何時だって、こちらに届く時にはもう過去なのだから。


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