南方に咲く詩歌の華

南方 華

【お題】青を17文字以内で表現する


 花時雨はなしぐれ上がりひとみうつる色



【作者注釈】

 こちらは、ツイッターで流れてきた「♯青を17文字以内で表現する」というお題を俳句で詠んだものになります。

 17文字というと、即座に「五・七・五」と条件反射になってしまう私。

 なので、一応ネタ被らないようにタグから様子を伺うと、……意外と俳句がない。

 一抹いちまつの寂しさと共に、青を見る機会を、情景を拾い上げていく。

 と、少し前に、桜の花びらが通り雨ではらはらと舞い散るのを見たことを思い出しました。

 桜が雨で散る様といえば、花時雨。

 ツイッターでは「過ぎて」と表現しましたが、こちらでは素直に「(雨の)上がり」としてみました。

 あとは瞳に映る色ですが、浮かんだ場面は

「目の前には片思いの大好きな人がいて、その目に映っているものは青空だった」というもの。

 ストレートな意味合いだとこうなるんですが、その情景を深めていくと、少し哀しい歌なんですよね。

 詳細を解説しちゃうと流石に興が削がれるため、省きますが……。


 それにしても、この句は「青」をお題にしていることを前提しないと、途端に崩壊しますね。

 その時は色を青にすればいいのかな、とか随分と悩んでしまいました。


 それでは、本日はこれにて。

 また、お会いできることを楽しみにしています。

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南方に咲く詩歌の華 南方 華 @minakataharu

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