書架を守る一人の少女の物語
- ★★★ Excellent!!!
地球から人々が飛び出して、居住可能な惑星に植民地を開き、発展した時代。一人のアルコール依存症の死にたがりな男ゲイリーが、サナトリウムに送られる途中に不時着したその星に、一人の少女。
彼女は誰かが来るのをずっと待っていて、そして二人は出会ってしまった。
彼女、地球の軍人、そしてゲイリーという三者三様の考えと行動の中、色々な過去にまつわる謎が解けていきます。
SFですが、宇宙の広大さという横方面ではなく、歴史とは何か、という縦方面の広大さを感じる作品です。