それでも。

作者

安心して読める、極上の「こういうのでいいんだよ」

  • ★★★ Excellent!!!

作者さんが「薄味」、「胃に優しい」と言うだけあって、するっといけます。
pixivに掲載されていた頃に完結まで読んでいるので、最後まで読んだ上で言います。

強いです。シンプルに。
胃に優しいと仰っていますが、確かに胃には優しいです。
世界最高級の米とエベレストの雪解け水(なんだそれは)を用意して、最強の和食料理人に作らせたお粥って感じ。
多分、最後に千年くらい昔のバチクソ高級な梅干しが乗ってる。

ご本人の言葉を解釈すると、当たり障りのない、読みやすい、ということでしょうが……それってつまり、余計な味付け無しでブン殴ってきてるんですね。
こんなの最強でしょ。
みんながお化粧で頑張って可愛くしようとしてるのに、すっぴんで周囲を公開処刑しながら歩いてるヤベェ美少女みたいな作品。

押し付けがましく無い、というか普通に読んでるだけじゃ気付かない気配りが満載です、多分。
正直言うと、私もよく分からないんですよね。ただの読者なので。
何気なく出された器も実は200万くらいするんですソレって感じの。
スプーンとかこっそり御神木でできてそう。

百合小説を読んで一回でも嫌な気持ちになったり辛くなったりしたら死ぬ奇病に罹った人が「どうしても百合小説を読みたい」と言ったら、この作品を勧めます。
キャラの名前がお母さんと一緒とか、よほど特殊な事例でも無い限り、きっと最後まで読み切れるでしょう。
え? 書こうと思ってたものが似てる上に、これより上手に書ける気がしない?
……よしわかった、一緒に集中治療室行こうな。

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