まずはじめに、このエッセイを読む前に同じ作者さんの作品を何かしら読んでおくべきでしょう。この人が普段どんな作品を書いているのかを知らずに読むと、「嘘松!w」となること間違いなしだと思います。
それくらい書いてあることの何もかもがぶっ飛んでいるし、狂っています。いやマジで、正直引く。本人も本文の中で「狂い方が爆発的だ」って言ってる。本当その通りだと思います。
真っ赤な並雲とか、短めだから結構おすすめです。
もしもこれを書いていたのが自分と全く面識の無い人だったなら、「変なのがなんか言っとるわw」って鼻で笑って01でブラウザバックしたんだと思います。僕は性格が悪いので、所謂「すごい人」が死ぬほど嫌いです。自分が持っていないものを持っている人間を心の底から憎いといつも考えています。それでいてこれという行動も起こさないまま、勝手に上を見て苛立つと言う、グズの典型です。だから無駄に心を削らないよう、普段からこういう「すごい人」の作品とは少し違う場所に位置するような文章には、できるだけ近付かないようにしています。
しかしながら僕はこの人が”ガチで”患っていることを前々から知っていたので、というより、書けって言ったの僕だし。だからなんとか、踏みとどまることができました。
もはや、メカか何かなのかなって思います。だからお仕事とか日常生活のことにもちょっぴり触れているところが、いいなって思います。ちゃんと人なんだな、と安心できるから。
普段、うんうん悩みながらまったく筆が進まずに書きあぐねているような作家志望の人なんかが読むと、気がおかしくなっちゃうと思います。
こんなの(失礼)がプロにならないでいる小説界、無理ゲーでは……? となります。依存するほど書きたくて書きたくてしょうがないなんて、多くのアマチュア物書きが憧れる状態なんじゃないかな。少なくとも、僕は読んでいて「羨ましいなぁ」と何度も思ったし。それでいて普段、ばりっばりに仕事もこなしてるカッケェ人だというのだから、もう逃げ場が無いわけです。八方塞がりです。
そんなん、プロ志望だからと仕事を疎かにしてしまってるアマチュアの人とかが読んだら、五回くらいは死んじゃうよね。少し前の僕ですね。ちょっと読むタイミングが違ったら僕は死んでいたかもしれません。怖いですね。
メンタルに自信がある物書きの人は、いい刺激になるんじゃ無いかと思います。
これを読む上で大切なのは「よそはよそ、うちはうち」です。書き方は人それぞれ。目指す場所だって表現したい物だって千差万別です。これはあくまで一例であり、みんながみんな、こんなとんでもないバケモンなはずがありません。だから特に深いことなど考えず、なんかヤベー生き物の生態でも覗くような、そんな気概で挑んだらいいと思います。知らんけど。