苦いも甘いも恋の味

 口の中で優しく溶けるような約10000文字の小説です。
 カカオマス25%くらいのほどよく苦い思いが、甘い青春の味を引き立ててくれる――つまるところ、王道を行く恋の物語だったわけです。
 ふんわりとした雰囲気を醸し出す文章、世界観の設定は、思わず手に取ってみたくなるチョコレートの包装といったところか……。
 王道青春恋愛ものを書きたくなったらこの作品を参考にしたいですね。