ただのケンカが、尊いだなんて――。
- ★★★ Excellent!!!
夫婦喧嘩をして家を飛び出してきた主人公は、優しい老婆に出会う。
主人公は老婆に煮物をご馳走になり、話も聞いてもらった。
共働きの夫がいつもテレビやスマホばかり見て、相手にしてくれない。
それに、家事はいつも全て主人公がやっている。
スイッチ一つでできることさえ、やってくれない。
そんな喧嘩の話に、老婆はポツリとこぼす。
「羨ましいわね」
夫婦喧嘩が羨ましい?
その言葉には、老婆の悲しい過去と寂しい現在が、同居していた。
是非、御一読下さい。