こんな世界が起こりうるかもしれない。そう思える今が、 一番恐ろしい。
- ★★★ Excellent!!!
何もかもが管理されている世界で生きる子供。
そこで貴重なのは「機能的である」ということだ。
わずかな字数のうちに、子供が画一的になり、洗脳されてゆくプロセスが淡々と描かれる。
ダークな世界観が、天空に建つビルの心柱のように。
最後までびしりとお話を導きあげています。
こうゆう世界、あっては困るのですが。
100年単位の未来ではありうることかもしれない、と思う今が。
一番恐ろしい。