作者自身の想いを物語に託し構成・創作された本作に小説の本質を感じました

主人公の愛読する作家Yがエッセイで紹介していたゴートラスタ島。

美しい街並みと海が織りなす異郷の地の空気と静かな時間の中で
作家Yの小説を読みながら作者へ思いを馳せ
そして日常の中で忘れていた自分と寄り添う時間。
作中に時折滲む、作者:崇期さんの言葉。

淡々とした旅のエッセイのようでいて、
なぜか引き込まれるような不思議な雰囲気を感じる素晴らしい作品です。

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