世界のことわり
世界は誰かの広告で造られている。
そして広告が流された広告主もまた誰かの
広告を流している。
常に循環する広告通貨。
今までの貨幣通貨や株式等の仮想通貨に加えて信用のみが重要視される広告通貨。
それらが合わさった世界の物語。
広告収入と言っても単純に広告が流れたらお金が入ると言う訳ではない。
CMの様にイメージ戦略が重要視される。
世界各地で日々運営されているコンテンツと広告がプラスイメージを持たれれば
コンテンツホルダー(何かを成して世の中に提供している人)は利益を得るが。
イメージを損なう様なコンテンツを提供してしまうと信用を失い仕事を失ってしまうことになる。常に成功と廃業との綱渡り。
それを判断するのはコンテンツを提供される
一人一人だ。今やボタン一つで判断することも。チャットの書き込みや従来通りのファンレターや電話等でのコメント等多岐に渡る方法で評価を行うことが出来る。
そして最終的なその集計判断(ジャッジ)をしているのがAI(システム)だった。
良くも悪くも広告。されど広告だが。
この制度は今までどうにかしたいのにどうにもできなかった人や物事を数々救ってきた。
支援が必要なボランティア団体や
地域復興や協賛イベント。
企画するのも実行するのも難しい数々の
出来事をあらゆる業種あらゆる敵対企業と共闘することで。実現してきたのだった。
そこには造り手と参加者の熱意と笑顔が広がりデジタル社会に温もりを与え続けているのだった。
さすらいのメッセンジャー(配達員) 黒猫侍 @ionacro
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