さすらいのメッセンジャー(配達員)
黒猫侍
あらすじ
さすらいのメッセンジャー(配達員)
この世。働き方は複数存在する。
同時に職業差別も複数存在する。
その多くは経験したことのないことに対するもので。自身の現状に対するストレス発散の為の風評被害であったり。
何事においても活動理由は人それぞれ。
そんな中世の中で活躍する職業とされている
者がいた。世間は彼らのことをこう呼んだ。
メッセンジャー(配達員)と。
インターネットショッピングが盛り上がりを
みせて止まらない近年。
AI技術の進歩と共に需要と供給は安定したかの様に見えた。ところがどこまでいってもAIはプログラミングの中で経験を積み上げ改善されていくはずだったが。実際の所は人間の
感情や柔軟な接客サービスには不安定で。
お客様が求めている内容と提供されるサービスが合わないことが多々あったのだった。
その問題を解決することと雇用を増やす為に
世の中ではAIを人間が操るというビジネスが
流行を見せている。
一昔前まではガソリンを利用した乗り物で移動するのが当たり前だったが。
現在は小型携帯端末を両手両足に付けることでスクーターバイクレベルでの速度で空を飛行することが可能となった。
エネルギーは人間の歩こうとしたり走ろうとする運動エネルギーと。自然風によるエネルギーを取り込むことで両手両足に装着した
AI小型携帯端末が地上から浮上させてくれる。地上から約5mの浮上が可能で万が一に備えて交通事故防止センサーも備わっている。
そんな端末を利用して本日も。とある商業地域で一人のメッセンジャーが活躍していた。
青年の名前は神谷春樹。
普段は大学生として勉学に励みながら空き時間や休日はメッセンジャーの仕事をしている。彼のクライアントは法人個人問わず多岐に渡る。背中にはメッセンジャーバッグを背負いながらスマホから依頼が入れば都度依頼を引き受けている。メッセンジャーの仕事は
配達のみと思われがちだが実際には営業サポートやテクニカルサポート・接客サポートなど多岐に渡り。要約すると何でも屋と言うべきだろう。ただし配達以外の専門分野は一定の試験を受けた上で国から認定された者のみに与えられる業務で。別途報酬が適用される。神谷青年は大学生ながらおおよその業務資格に合格している強者として一部の人間に
注目されている存在だった。
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