一話三分と銘打っているだけあって、本当にサクサク読むことができる「癒し系不思議度満載作品」
ツッコミを入れながら読んでいました(笑)
作者のうぱ子さんの感性が可愛らしくて不思議すぎて好きです。
読書する時間がない……そう思っている方も、一度は覗いてみてほしいな。
本当に簡単に読めるから。
なぜなら……
・難読漢字が一切ない
・覚えなければならない独特の単語もない
(ヤム・カァシュ・ウパチャイ7世を覚えておくと楽しい程度)
・名前の出てくる登場人物が少ない
ほら、気軽に読めるでしょう?
疲れたときにこの作品を読みに来たいなぁ。
というわけで今後のために未読話を残しつつレビューを書きました。
二次元の推しをこよなく愛する妄想女子・あぴ子ちゃんと、もふもふ(マシュマロ感)ウーパールーパー(?)のうぱまろが織りなす、ちょっと不思議な日常を描いた、読み切り型の連載です。
バブル時代に一世を風靡した「ウーパールーパー」をご存知でしょうか。
ぽかっと間が抜けたお顔、寸胴なピンクの身体、顔の横で動くピロピロ。そんな生き物が、まるでぬいぐるみのような姿で、突然に話しかけてきたら。あぴ子ちゃんはそんな未確認生物を連れ帰ってしまうような、優しい女子なのでした。
彼女には二次元の最愛の彼・タマキさんがいて、お仕事や人間関係で疲れた時には「彼との甘い日々」を妄想し、乗りきっていたのですが、そこに謎ウーパールーパーうぱまろが加わり、ビターだった毎日が少しずつ優しくやわらかく変化していきます。
妄想の中の「タマキさん」、不思議だけど現実にいる「うぱまろ」。ふたりの優しさは、読んでる側の心もふんわり癒してくれるように思います。
さて、愛らし謎生物のうぱまろには「三億円の借金」があるらしく、時々チラ見えする哀愁漂う過去が気になってなりません。
まずはご一読、癒しが欲しい方にもぜひお勧めします。