偶然の再会
樹(いつき)@作品使用時の作者名明記必須
偶然の再会
僕は一人カラオケが好きだ。
一人カラオケに行く日は仕事が休みの火曜日の10時〜15時までと決まっている。
さすがに同じ曜日、同じ時間ともなると、対応してくれる店員さんはいつもの店員さんで、すっかり顔馴染みの仲だ。
〈カラオケ店に入る〉
こんにちはー はい。フリータイムで。
あれっ?あそこにいるのって新しい店員さん?…へーそうなんですね。
ん?もしかして…(店員の顔を見る)
やっぱり〜久しぶりー元気してた?…そっか。そうだよね。…僕?もちろん一人だよ。まぁこういうご時世だしね。…うん、体調は崩してないよ。
あ〜ドリンク?ミルクティーだよ。そう、だね…あん時と変わってないよね。…やっぱり好みってそんなに変わらないし。
…あ、ごめん。仕事中なのに長々しゃべっちゃって。仕事頑張ってね。
〈自分のカラオケ部屋に入る〉
「好みってそんなに変わんない」、か…
僕はまだ、あの子の事が…好き、だ。
偶然の再会 樹(いつき)@作品使用時の作者名明記必須 @ituki505
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